FC2ブログ
徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


営業。
雨のしょぼ降る午後、本郷三丁目の某社までいそいそと出かける。先週末に頂戴したオファーの原稿を受け取るのと、それから初対面のご挨拶ということになる。こういうことは初回営業も大事だし、2年前にお送りしたDMを保存しておいてくださった(そしてそれを参照した!)というだけで、きっちりしたお客さんであろうことは判る。いいお付き合いになればいいのだが。


なんつっても某社といえば、半ば門外漢の僕でも名前を知っている業界屈指の老舗出版社である。創業なんか明治初期だもんね、まだ三越が越後屋呉服店だった時代から出版業を営んでおられる。というか、紙幣が印刷される前から出版業を営んでおられる。なんで俺みたいな若造のところに仕事をくださるのだろうかしらん。いや、ありがたいんですけど。




というわけでお風呂を遣って、某社サイトでたしょうの情報はあたって、と。

コスプレにも少々気を遣ってですね。ええ、営業に着ていく衣服は衣裳ですよ。今日の設定としては、少々エキセントリックだが腕はよくて知識のある若いもん、といった感じか。僕たちの仕事の場合にはなにも四角四面に見せる必要はない(だから、結果だけはなんとしても出す)もので、
  • 赤のとっくりセーター、
  • わりと見栄えのするジーンズ、
  • 金茶色の別珍のジャケツ、
  • 素通しのセルロイド・メガネ、
  • 生成りのワラビー、
  • ついでに革ベルトの腕時計とパーカーの万年筆と黒革の手帳、

といった感じ。微妙にですね、識閾下で明治初期創業というあたりを意識しているらしい俺が笑える。

いちおう考えてるんですよ、TPOも。お稽古でも(強弁)。


会議室に通されて、実務担当の若いかたと、編集廻りの上司のかたとお話をする。

原稿はごく単純に製品機能のリストをテキスト化するもの(所謂ところの「ベタ」)で、さしてややこしい要素はないように思えた。打ち合わせ自体は、「全角と半角の扱い」、「特殊記号の扱い」、「入力中の疑問点の表記方法(インサイド)」といったところか。僕もこの業界は長いからこういう打ち合わせは馴れたものだ。専門用語もまあだいたい判るし、手書きの文字は多少シャゲているけれども、そこがどんどん読めるからこの業界にいるわけだし、問題なし。

納期のほうは、わりとお急ぎらしいのだが、急いでなければ出版社さんが業者には出しませんよね、いまどき。よろしい、ちょっと腕前見せちゃおうかな、ただのベタでも俺たちがやるのと素人さんがやるのとじゃ違うんですぞ。

お茶などしながら、ちょっと疎遠だった業界関連の情報も少し仕入れて、と。


数年ぶりの本郷三丁目界隈はなんだかモダンになっていて、やはり上野方面も少し歩かなきゃな、という気にはなる。さいきんどうも出無精でいけません。

さて、本郷三丁目からどうやって帰ろうか。丸の内線と大江戸線が使えて、なんならお茶の水あたりまで歩いてアキオ楽器経由総武線という手もあるし、言えば選択肢は無限だろう。悩むところでもないので「料金基準」で「丸の内線で飯田橋経由東西線」といういちばんつまんないルートで戻りました。

帰宅して、試しにちょっと叩いてみる。軽く1割くらいを処理してみた感じで、2日間あればなんとか、かな。ざっくり3日間で10万円、これを毎週やっていれば生活はできるわけなのだが(だから、俺ビンボだっていつも言ってるやんけ)。
関連記事
スポンサーサイト



コメント
この記事へのコメント
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
footcopy