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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


2014年2月18日から26日まで(火曜日から水曜日まで): 入院から退院までプラス。
中山麻理さん 18日の火曜日の02:00くらいに、腹が痛くて目が覚めた。ときどき痛いくらいならさいきんは馴れちゃって「しばらく我慢してりゃおさまるかな」ってなもんなのだが、今回はものすごく痛い。しかも退かない。それでも90分間くらいはお蒲団の上や下でごろごろしながら「ぐおー」とか言いながら耐えていたのだが、さすがにこれはヤバいのではないかということに気がついた。

たぶん生まれて初めてじぶんで東京消防庁に救急車をお願いして、2階の寝所から這うようにして階段を降りて、モモシキとトレーナーは着ていたものだから上着とズボンをひっつかんでお財布だけ確認して家をまろび出て、救急車が到着したときには僕は「落合公園の前の道に落っこちていた」のだそうな。どうやらあまりの痛さに気絶したらしい、危ないところではあった。そも出動要請電話からして「がみ、がみ、がみだがだの、おぢあいごうえんの」みたいな感じで、隊員さんに「いいからもう喋らないで」とか言われていたみたいだし。このあたりになるともうよく憶えていない。

それで救急車で中野共立病院に連れていってもらって、以降8日間の入院生活が始まるわけ。


今日の加療:

2014年春の入院 病院に到着した時点で04:30くらいだったかと思う。よく判らん。息も絶え絶えに「2時間くらい我慢してたんですが」と言ってみたら「早く来なくちゃ駄目でしょっ!」って先生に怒られちゃいましたとさ。それで順番もよく憶えていないのだけれども、触診があって単純レントゲン撮影があって、しばらくして単純CTも撮られた。点滴はプロビトールとブスコパン(とソルデム)だったから、やはり膵炎か胃炎なんだろうなあとうすらぼんやりと思ったのを憶えている。

つぎに目が覚めたら一般病棟の個室で寝ていて、腹は痛むが致命的なほどではない。先生によるとまずは入院、期間はおそらく1週間ほど、点滴で薬を入れながら絶食で内臓を休めて様子をみる。りびけんはおとなしく寝ているのが仕事、と言われてもこの時点なら動ける気もしないし動く気もない。

2014年春の入院 水曜日から木曜日にかけて徐々に痛みが薄らいできて、木曜日の午後には許可をもらっていったん自宅に戻って、タッチアンドゴーで着替え少々とiPhoneの充電器と文庫本少々をとってきました。病院から自宅まで1マイルほど、ゆっくり歩いて20分少々。ただ絶食中なのに点滴を外すので「いつ体力が切れるか」という緊張感はありましたな。救急車を呼んで玄関先で靴を履いている時点で、ほんとうは「15秒戻ればiPhoneの充電器も煙草もライターもある」ことは頭の片隅にあったのだが、そこを戻るだけの気力も体力も余裕もなかったわけね。

それで木曜日と金曜日の夜にえらく痛んだ以外は平穏に推移して、水曜日の朝に退院してきたわけ。


今日の病院:

2014年春の入院 ヒマだ。自宅で寝たり起きたりごろごろしているぶんにはちっとも苦にならないのに、なんで出先だと退屈するんでしょうね。たぶんあれだな、「自由意志の不在」ってやつだな。

それで食事も出ない平坦な時間を過ごしつつ、寝たり起きたりごろごろしたりしながら、テレビを眺めたり本を読んだりうすらぼんやりとしたりしているわけ。そうこうするうちに夜になるのだが、昼間も夜も寝たり起きたりごろごろしたりしているだけなのでメリハリのないこと夥しい。たまに点滴が抜けたり圧迫されたりして点滴マシンがエラーを起こすのだが、そのうち使い方を憶えてしまってナースコールとかせずに勝手に直しておりましたとさ。

まんつ時間が余ってしょうがないもので、先ずは「ながら」を禁止にしてみました。テレビを眺めながらインターネットを眺めるよりは、テレビはテレビ、インターネットはインターネットに分けておけば時間が倍も浪費できるわけね。これが意外と失敗で、まずテレビがつまらない。基本的にひとが殺されるドラマを眺めているわけだが、設定に破綻があったり、2時間ドラマの10分目で犯人が判っちゃったり、もともと掬いどころもなくつまんなかったりして禄なものがないことにやっと気がついた。そんなもん、とっても怪しい女性経理社員の上司が国広富之だったら、国広富之が犯人に決まってんじゃんなんてレベルじゃないよもう。しょうがないから小説に移動してみたら、意外と新作ミステリってつまんないのね。海堂尊とかもっとまともだと思ってたんだけどな、上位の堂場瞬一かおまえはみたいな。しょうがないから創元推理ばっかり読んでましたとさ、進歩のないことだ。

2014年春の入院 とりあえず点滴絶食生活で、世間的には「栄養は足りているので腹は減らない」というのが常識、なのかなあ、よく聞く意見ではあるのだが、僕はとにかく腹がへるのだ。

お茶はいくら飲んでも構わないような話だったのでがぶ飲みして腹を癒すようにしていたのだが、この方式だと水分過多で下痢するんだよねえ。いちいち点滴バーを引っ張って頻繁にトイレに行くのも面倒なので先生に「空腹を治す薬はありませんか」と訊いてみたのだが、そんなものはないという。えー? ちょっと視床下部を騙すだけじゃん、肥満問題とかもそれで解決するし、それくらいなんとかしようよ現代科学。まあ言っても詮ないことじゃ。

それで先生に相談してみたら、あまりよくはないけれども多少ならばポカリスウェットも飲んで構わんとのこと。それでポカリスウェットを用意して、空腹を感じたらひとくちくらいずつちびちびと舐めるようにしてみたら、意外と効きましたな。さすが砂糖水ってことで、月曜日のお昼から御飯が出るようになるまではその方式で凌ぎました。


今日のうんこ:

2014年春の入院 それで思い出したのだけれども、「ちきしょうめ、酒しか飲んでねえのに糞が出やがる」と言ったのは古今亭志ん生だったと思うが、点滴ばかりで飯をいっさい食っていなくてもうんこは出る。聞いた話だと、うんこというもののあらかたは「大腸内壁に生成された細菌の老廃物のかたまり」なのだそうで、そりゃまあ食わんでもうんこも出るわな。

出ることは出るのだが、所謂ところの健康的なうんこではなくて、なんか○○○を作ろうとしたら失敗して出来上がった×××みたいなものが出てくるのであまり面白くはない。先生にも看護婦さんにも「お通じはどうですか?」と訊かれるのだが、あまり胸を張って答えられるようなものではないのがなんとなく悔しい。

月曜日のお昼からはお粥ながら食事が供されるようになって、火曜日の夕刻には立派なうんこが出たものだからさっそく看護婦さんに「やっと立派なうんこが出ました」と報告しておきましたとさ。喜んでいただけました。


今日の脱走: ※怒られました。

2014年春の入院 水曜日以降も間歇的に痛みはくるものの、本格的に痛いのは真夜中過ぎ、って機序は判らんが経験的には真夜中過ぎなので、昼間は呑気らしく寝たり起きたりごろごろしたりしているのだが、テレビはつまらんし本もそのうち払底してくる。ポカリスウェットも外部で購入してこなければならないのは、病院内に売店がないのでしょうがありませんね。

2014年春の入院 というわけで、例によって例のごとく、点滴バーをごろごろしながら病院を脱走して近所のコンビニエンス・ストアまでお買物に行ったりする。ついでに煙草も喫ってくる。最遠は早稲田通りのローソンまで行ったのだが、あとで聞いたら「外出するなら外出許可をとってください」という決まりがあるそうで、婦長さんに怒られました。おかしいなあ、「入院の手引き」は隅々まで読んだのだけれど「点滴バーをかついでコンビニに行ってはいけません」とはどこにも書かれていなかったのだが。

2014年春の入院 もちろん、怒られてからはおとなしくしておりました。いや俺、ルールは遵守するほうだと思うんだよね、単にルールにないから気にしなかっただけで。すみませんもうしません。


今日の病院食:

先生「退院してからもこういう粗末な食事をですね」
りび「先生、それ"質素"」

2014年春の入院 僕もあっちこっちの病院で自分が入院したり、祖父だの母だのの食事をつまみ食いしたりして病院食はけっこう味見してきているほうだと思うのだが、中野共立病院の病院食がマジで美味い。まずお粥が、いちおうノリタマとかも用意してみたのだけれども必要ない、お粥単体で調味料もなんもなしで美味しいから。おかずは白身魚だったり鶏だったりだが、これも美味しい。そういえば「鶏つみれ」と称して「鶏しんじょ」が出てきておりましたな。箸休めにはときどき鰹節がかかっているのだが、これどうやら厨房で削っていると思しくて、香りが素晴らしい。あ、見た目は期待しないでね、病院食だから。でもモノクロームの料理のなかに一点だけでも赤や緑を加えてくれようとする心遣いが嬉しいじゃねえか。

唯一問題があるとするとお粥を匙で食わせたがっているらしきことだが、あんなものは箸だ。あとは文句なし。

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今日のお散歩:

二郎さん ほぼ退院の決まって点滴もとれた火曜日の午後、先生が「お散歩でもしてくれば?」と仰るものだから、病院から1マイルほどのところ、哲学堂の先の蓮華寺まで二郎さん(犬)のお墓参りに行ってきました。

病み上がりのこととて無理はしない、中野サンプラザの前からエブリクォーターにバスが出ているのを知っていたものだからとことことバス停まで行って、往路はのんびりと揺られていく。

お墓参り(犬の) 例年、二郎さんのお墓参りを以て初詣としていたりする。犬のこととてとくに御利益もないようなのだが、まあいいさ。昨年はいろいろとざわついていたもので墓参りをさぼってしまって申し訳なかった。今年も近所のコンビニエンスストアに寄って、今年は新製品の「犬用ガム」とやらを買ってきてお供えして、手を合わせて、お供えは持ち帰ってくれとお寺さんが言うものだから持ち帰って、ちょっと話は飛ぶが水曜日の午後に近所のペットショップに引き取ってもらいました。

哲学堂公園 ついでなので哲学堂を散策して、帰りは徒歩で公園を抜けてから新井薬師さん界隈に出て、早稲田通りで古本屋さんを漁ってから病院に戻りました。うむ、入院感皆無。


今日の心療内科:

2014年春の入院 そんなこんなで水曜日の朝、猫さんたちに見送られながら無事退院。さてなに食おうかなってんで、なんでか新宿中村屋でカレーランチなどいただく馬鹿。おまえ胃炎ちゃうかったんかい、かっかっか。まあいちおう大過なく。

邦山照彦『アル中地獄』第三書館 それで午後はとくにすることもないので、先生の薦めもあって気もすすまないながらに紹介状を携えて心療内科に行ってみる。平たくアル中外来ってことなんだろうなあ。僕は医療対象となるようなアルコール依存症患者ではないとは思うのだが、他方で「日本人をそういう視点で篩にかけたら俺はかなり上位にいる」という自覚もあるので、いちおう顔は出してみたわけ。

話にもなんにもなりませんでしたな、「お酒をやめたくてもやめられないかわいそうなりびけんくん」というストーリーが既に完成されていて、話がそこから一歩も外に出てこない。俺がそういうんじゃないのは、俺を知るひとなら知ってるしょ? めんどうくさいからこちらもいちいち言い返さずに「はいはい」と承っていたら、しまいにゃノックビン、ノックビンって抗酒薬ですな、とか処方される始末。これは面白そうだからいちど服用して酒飲んでみよう。ってか、抗酒薬が出てくる時点で「飲む前提」なんじゃないか。ぜんたいなにがしたいのだかよく判らない。善意だけは買う。

まあいいさ、どうせとうぶん酒を飲む予定はない。


今日の明日:

帰宅してちょっといじったらプリンタが治ったので機嫌がよろしい。
明日はDVDデッキの修理と、iPhoneの連絡先メモリーの復旧作業だ。

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