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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


知らなんだ。
心神喪失者医療観察法って、とっくの昔の7月半ばに施行されていたのね。知りませんでした、どうにも不勉強がかんわ(というか、俺にはあんまり関係ないうえによく行くニュースサイトでも話題にならんかったし、というのがなおかんわ)。ついでに書いておくと、こないだの衆院解散でボツったなんかの法案とごっちゃにしてましたな、俺。だめじゃん。

そんなに詳しくもない半可通の俺が書いているので間違っていたらごめんなさいなのだが、ざっくり「キチガイが暴れたら、現場の判断で拘束して隔離しちまえ」という話、なのだと思う。司法の判断を通さないのはまず間違いないし、いずれ問題点はいろいろ指摘されていた「措置入院」を吹っ飛ばしての「強制隔離」だと言っちゃってもそんなに間違いではないとも思うし。



拘束されそうな人の立場を考えてみれば(←やっぱり自分は関係ないと思ってるね、俺)、そもお医者さんが診断書を一発書いたら強制入院って、(そんなに悪いお医者さんはいないという前提に立っても)滅茶苦茶やんけ。俺がどんなに酒を飲んでいても「まだシラフだよ」と言い張るのと同じで、「自分はキチガイではない」ということを立証する手段を、人は持たない。つまり、放り込まれたらほぼ終わりだ。

話を拡げると、そんなには拘束されそうもない温和で穏やかな俺をして、誰かが診断書を一発書いちゃえば予防拘禁することは充分に可能なわけだな。そりゃまあ「りびけんはキチガイだ」と言われりゃ納得する人も多かろうが(やることが極端なのは自覚しておるし、三段論法の一と二を省くのはいつものことだ。だから馬鹿が怒り始めるわけで)、そんなことで監禁されてたまるもんかい。


15歳くらいまで住んでいた宇都宮市峰町には直井病院という精神病院があってな。もちろん近所の人は「キチガイ病院」と呼んでいて、でも町内の盆踊り大会は直井病院の敷地内でも開催されていて、小学生の僕は入院患者の皆さんといっしょに踊っていたりもしたのだ。どういう基準で患者さんが選択されて、どういう目的でいっしょに盆踊りで丸くなって踊っていたのかは知らないが、とりあえずキチガイ病院の患者さんはとくにキチガイでもないし怖くもないし、ふつうに遊べるお兄さんやお姉さんたちでした。ちょっと表情に乏しかったり豊かすぎたりはしたかも知れんが、それこそ「ニッチの観察による差別」ってもん、なのかなあ。

「キチガイ」という表記については、特記というか申し開きというかイイワケをしておいたほうがいいのかなあ。

その僕の住んでいた町では、「キチガイ病院」というのが直井病院の通称ではあった。それはそれとして、たとえば入院患者さんが町をふつうに歩いているからどうのこうのということは、ちょっと昔の話だとしても問題にはなってはいなかった。浴衣に草履で歩き方にいろいろ特徴があるから、だいたい見りゃ判るんだけどね。

「キチガイ」の人と町の人、という括りは間違いなのだが看過していただくとして、ふつうに町に住んで共棲していたようには思うんだよな。「精神病の罹患者は危ないから隔離」って言ってる連中のほうが、使ってる言葉は別としてよっぽどキチガイ呼ばわりしていると思うわけです。


全難聴の委員が言っていました、
発言内容が正しいか間違っているかといったこと以前に、まず発言者は言葉づかいに慎重であるべきと思います。
丁寧な言葉を遣っていれば内容はどうでもいい、今回については法案に美辞麗句を並べておけばなにやってもいい、そういう話なんですよね。

こんなのが福祉やってんだから、まったくもう。

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