徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!
08年12月4日(木曜日)、病院へ行こう!
DVD『病院へ行こう』 早朝知らない部屋のベッドでいきなり叩き起こされて、ズボンを履くのもそこそこにうすらぼんやりとした意識のままクルマに放り込まれて拉致られて河田町に連行される。あ、そうか、母が入院するので苦力やらされるんでした。

今回は肺癌がどうしたこうしたの転移があれしたのどうしたのの抗癌剤治療をするのしないのというよく判らない入院で、検査の結果によっては4週間に亙る長期プロジェクト(当社比)になる。というわけで荷物がくそ多いのでくそ重いのだが、同道が父母だけなので文句も言えんとガチで運搬する。あとは、なにしろ祖父を看取った病院でもあり伯母も叔母も母も父も知人もお世話になっている病院なので、メンバー全員がベテラン。俺なんか看護婦さんに「新入院患者さんへの車椅子インストラクション」とか頼まれたことあるもんね。そこでウィリーを教えることがいいことなのかどうかは措いといて。それでまあいろいろあって、入院の連帯保証人が僕という話になっていて、「君が不始末を起こすと僕に累が及ぶんだからね」と母を脅す俺。しょうがねえなあ。

僕と父は自動車の運転免許を持たないので、病院まではとうぜん母が運転していく。凄い家族だ。帰りというか自動車の回収には弟がやってきて、面白かったのは帰り道で葬式の看板を見かけた途端に僕と弟が親指を隠したのね。弟君曰く「そういう教育を受けてきてしまったからなあ」なのだそうな。なんか血縁って鬱陶しかったりそうでもなかったり、めんどくせ。


今日の病院:気づいたこと。

  1. 東京女子医大のグランド受付には窓口ごとにナンバーがついていて、4と9はない。のは理解できるとして、診療室とかには平気な顔で4も9もある。しまいにゃCTだかMRIだか撮りにいった診察室がNo.13だよ。

  2. 病棟の廊下に、以前は(だからベテランなんだってば)体重計がずらりと並んでいてですね。入院中はヒマだもんだから母といっしょに「いちばん軽く表示される体重計」を捜していたりもしたの。今回行ってみたら(ってなかふた月の登板なのだが)体重計がひとつになっていて、こいつに身長計がついていて、母の身長が2.05メートルと表示されました。単純に壊れている。

  3. 父から買い物の指示がありました。「スーパー(Santokuである)で空芯菜と白菜を買ってきなさい」ってなにすんのかなと思ったら、自宅で作る晩飯の準備でした。

  4. ふだんはときどき見舞いに行くと病室でウクレレを弾いたりしているのだが、最近のマイブームがリコーダーなのね。さすがに無理かな、仕方がないのでウクレレを持ち込むか。以前にはダンさんにお借りしたとっても鳴らないTangiが大活躍したのだが、今回は持ち込めるものがT'sかMANAくらいしかないので前途多難。トロンボーン? 無理だと思うなあ。

  5. 今日は採血とか採尿とかレントゲンとかで、月曜あたりにムンテラがあるので僕が立ち会う予定なのだが、先日の生検の結果発表の日程がまだ決まっていないんだよな。そこのスケジュールを訊いてみるのを忘れたのだが、だいじょうぶかなあ。

  6. ラウンジって言うの? 隅っこの休憩室には本棚があって、『ゴルゴ13』と『釣りバカ日誌』が大量に置かれていた。あと『スーパードクターK』があったな。
    僕はヒマを払拭すべくなんとなく『床屋医者パレ』の文庫本を持参しました。ものすげぇ優秀なんだけどラテン語が赤点なもので苦労するお医者さんの話。以前に結美ちゃんの見舞いに『医者ともあろうものが』全巻を持参して主治医さんに苦笑されたときよりはマシだな、たぶん。

  7. ついでに書いておくと、僕は『プチナース』誌とか『エキスパートナース』誌とかの原稿整理をしていたことがあるので(南洋堂さんでも仕事をしたことがある)、半端に詳しいのだな(本格的な知識は皆無で、用語法が判る程度なのが困ったところ)。
    以前に脳出血で入院した大学の先輩の見舞いに行ったら、僕がベッドサイドにいるのに医師団がヘッドフォンを持ち込んできて、経過を眺めながら号泣してしまったことがある(ご家族に申し訳なかった)。聴性脳幹反応検査だというのを判ってしまう自分が悲しかった。

  8. そんなこんなで月曜日にムンテラがあるのだが、半端に用語の判りそうな俺が右代表として参加することに決定。だから漢字多いと判んねえっつってんのに、判んねえ奴らだな(うちの家族のことです)。

今日の『羅生門』:

Blu-ray『羅生門 デジタル完全版』 昨日は真砂市場の話をちょいと書いたのだが、今日になって気がついた。

真砂って『羅生門』の京マチ子じゃねえか!

ちょっと驚いた。



明日は、

UWで武道館。


コメント
この記事へのコメント
南洋堂なのか。
いや、そっち方面は『南山堂』じゃないのかねっていう固定観念が俺にあるだけだが。

そういえば、「これ面白いから見てみぃ」と母に『バンテージ・ポイント』のDVDを貸して、
見終わった母の感想が「面白かったけど『羅生門』の真似じゃん」と憤慨しておったな。
(俺は『羅生門』を見たことがないので、母が憤慨している理由が判らないのだが…)
2008/12/04(木) 18:48:19 | URL | aquirax #MM3YJURI[ 編集]
知らなかつた
りび、運転しないんだつけ?
知らなかつたなあ。
さういふシチュエーションに遭遇したこと、さういへばなかつたもんなあ。
2008/12/04(木) 19:04:11 | URL | auftakt #17a2UlCg[ 編集]
運搬される人生。
>>auftakt。

ずいぶんとやっていないが、じどうしゃのうんてん自体はできるのよ。オートマだとちょいと怪しいが、「山道ぺたに停まったクルマのなかで妊婦さんが"産まれる〜"とか言いながら苦しんでいるところに行き会わせた」状況なら助けてあげることはできる。それで充分だ。
新宿だの中野だのに住んでいるのだから、自家用車は必要ないうえに僕はアル中なので運転免許取得は自粛しているの。

北海道には自転車で行きました。
---
>>悪鬼羅。

間違えました、南山堂。東大の近所の。失敬した、ついでにアニメフィギュアの会社とも混同したっぽいの。しょうがねえなあ。

黒澤『羅生門』は芥川『藪の中』だっけ、ディックっぽくて好きな小説でした。ディックが先かよ俺。
『羅生門』のリメイクはメキシコ映画かなんかでもなかったかしらっけ。

そのへんで思い出すのは、マシンガン浜本がキアヌ『スピード』を観て「なんじゃこりゃ、『新幹線大爆破』やんけ」とブーたれていたのを大阪の米田家で聞いたあたりがディープなネタだろうか。

『バンテージ・ポイント』は知らないので、こんどチェックしてみたいと思います。レンタルにあるかしらん。
2008/12/04(木) 21:26:31 | URL | りびけん #GAkJEmLM[ 編集]
私も隠すわね。
親指。
それにしてもサラリと書かれていますが、なんともシビアな内容ですね。病院に行かれる際のドライバーがお母様ってのが、なんとも…。

ドライビングミスナンシー?

いや、笑ごとじゃないってば。
親指はかくさくちゃいけない状況よね。うむ。
2008/12/04(木) 22:52:26 | URL | みどりーぬ。 #H6hNXAII[ 編集]
いまどき癌くらいしか罹る病気もないんだから。
意外とふつうのことのように思っているのでした。母は冒険旅行に行っているか合唱団で歌っているかぐったりしているかの三択です。平和なもん。

運転免許のほうは、僕がそんなもん持ってたら殺人兵器ですから。おそらく一生持つことはないでしょう。

親指の件は、「そういう教育」を受けた記憶がまったくないのです。不思議なもんだなあ。家の近所に落合斎場(有名な焼き場だけど、煙突のうえにe-mobileのアンテナが設置されていることを僕は知っている)があって、そっち系のクルマをよく見かけます。自転車に乗っていて親指を隠すとブレーキを利かせられないのでこっちが死にそうになることがよくあります。桑原桑原。
2008/12/05(金) 09:48:06 | URL | りびけん #GAkJEmLM[ 編集]
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