FC2ブログ
徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


Tanya Tagaq!
知人がカナダ北部、って北極やんけに旅行に行くというので、
  1. 現地の音楽のCDがあったらお土産にしてくれ、
  2. 楽器屋さんがあったら写真を撮ってきてくれ、
  3. なんか楽器があったら買ってきてくれてもいいぞ、
というミッションを出しておいた。僕は知人の家の留守番をしていたのでまあイーブンだろう。というわけで5月12日から21日までのこのblogはローマ字入力で書かれていたわけで、入力方式によって(この場合は親指シフトとローマ字入力)文体が変わるというのはやはりデマゴーグだなというのがよく判ったわけなのだが。
お土産で、Tanya Tagaq(タニヤ・タガク、乃至はタガックさんであろうか)というかたのCDを頂戴して、聴いてみたらこれがボーカルをフィーチャーした現代音楽という感じで。なんか正弦波っぽい女性と、下のほうでディジリドゥーみたいなおっさんが歌っているのかな、とCDを聴いた段階では思っていたのだがこれが大間違いでした。


「喉歌」と言われるとどうしても上向倍音系の(所謂「ホーメイ」)を思い浮かべてしまう浅薄な僕なのだけれども、タガクさんの、あるいはイヌイットの喉歌というのは下の倍音を(も?)使うんですね。この人のなかに小山亜紀とボビー・マクファーリンとヴィンセント・プライスと『死霊のはらわた』の悪魔(下の倍音が凄いというのはそういうことだろう)が一緒に棲みついているようなものか。

以前に先代の高橋竹山を聴かせていただいたときに「あ、津軽三味線ってモードジャズじゃん」と思ったのだが、Tanya Tagaqさんの旋法はペンタトニックであるところ、なんか短七度に落ち着くあたりがインド音階に似ているのかなあとも思ったのだが、2時間やそこらで結論を出すのも早急に過ぎましょうね。クロノス・カルテットやビョークと演ってるんだから現地でもそれなりの地位のかたなのだろうが。

Jaw's Harp ちなみに知人は、楽器屋さんがなかったとのことで土産物屋さんでジョーズハープを買ってきてくれました。これってつまりアイヌの「ムックリ」と同じものだよね? この楽器はアフガニスタンにもあるのを知っているし、日本人によく知られているのはマカロニ・ウェスタンのBGMで「ビヨンビヨンヨン、ビヨンビヨン」と鳴っているやつだと思うのだが。北極とアイヌとアフガンとマカロニ‥‥共通点は「乾燥」かしら。所謂「喉歌」についても、高倍音系が本家モンゴルとするならば、やはり「乾燥」か。あるいは「人口密度が少ないのでひとりで倍音も出してみました」という考え方もあるのかもしらんが、そのうち調べてみたいと思うのでした。

と書いていていまさら気づいたのだが、ジューズハープもムックリも倍音系の楽器か。こりゃ楽しみが増えましたな。

関連記事
スポンサーサイト





コメント
この記事へのコメント
あー
以前ビョークのほぼアカペラだけで演奏してるアルバムで、この人参加してましたね。
クロノスカルテットにも参加してるとは。

2008/05/28(水) 21:19:54 | URL | ジーナ #-[ 編集]
ネットで漁ると。
なんかチェロとの共演が多いようにも思えますね。なんだろう、倍音とかの関係かなあ。

そういえば僕も生ピアノのときにはシンバルはなるべく遠慮してもらうようにしています。倍音が消えちゃうような気がしてさ。そういや自分のバンドにエレキギターがいたこともないなあ。何故でしょう。
2008/05/29(木) 23:32:53 | URL | りびけん #GAkJEmLM[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
footcopy