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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


KING KONG(DVD)。
キングコング。先日はちょいと散歩のついでに鍋屋横丁の本屋さんに入ってみたら、なんでか『キングコング』のDVDが500円で売られておりました。えーと、ラウレンティス版じゃなくてウィリス・オブライエン版のほうね。モノクロのほうね。怪獣の動きがカクカクしてるほうね。というか、ラウレンティス版だったら50円でも買わないけど。

製作は1933年。つうことは昭和8年。日本は右傾化の果てに国連を脱退し無謀な大戦への道を突き進み始める。アメリカは大恐慌に震え苦しみ、民は飢え、そしてフランクリン・ルーズベルト大統領の指揮のもと経済復興への国家的プロジェクトとして開始されたニューディール政策の一環として製作されたのがこの超大作映画『キング・コング』である。

ウソです。



買ったDVDのパッケージをぷらぷらさせながら、どうせ中野を通るものだから晩飯でもタカろうと思って元締のところに寄るね。それで「こんなものを買ったんだ」みたいな話をしてみたら、元締がキャストにある「フェイ・レイ」に反応しやがって「観たい」と言い出した。まあいいんだけど、この傑作を鑑賞するにあたっては史上最高にミーハーな理由ではあらん。

そういえばこの人は、T.M.Revolution西川貴教主演のミュージカルの原作であるという理由で『リトル・ショップ・オブ・ホラーズ』を観ているんだな。一貫性はあるあたりを褒めたものだろうかしらん。まあ、騙して『スコア』とか『女優霊』とか『ヒッチャー』とか観せたこともあるから、あまり文句もつけられまいて。


というわけで、軽く飯などいただきつつ解説しつつ鑑賞する。
  • キングコングを撮影しているウィリス・オブライエンという人は、CG以前にはよく見かけた「カクカク動く怪獣」の元祖みたいな人であること、
  • 映画を作っている人はどうやら山師らしくて、この頃の映画はみんなそんな連中が作っていたらしきこと(偏見である)、
  • 監督さんはマジで「南洋に出かけて記録映画を撮る」ような仕事をしていた人であるらしきこと、
  • キングコングが思いっきり「キャスト」として扱われているのが気持ちいいこと、ついでに「The Eighth Wonder of the World」(世界8番目の不思議)は「世界の七不思議」の八番目であること(パッツィ・ケンジットの話は略)、
  • この人がフェイ・レイですよ、カメラテストの意味はもう少し待ってるとほら猿が出てきてどうのこうの(しっかし可愛いなあ、俺があと70歳若かったらえーと)、
  • 恐竜には「脳味噌の支店」が膝とか腰とかにもあるもので、ほら殺されてもステゴザウルスの尻尾が動いているでしょ?
  • あの谷の底にはなにやら巨大蠍みたいなのがたくさんいてたいへんなことになっているらしいのだが、あんまりすごいんでカットされたんだってさ。
いやその、「解説しろ」というから解説しているわけなのだが。

いやあ、いい買物でした。ラストの台詞を聴いた元締が「石投げていいですか?」って言っていたのだが、あんたは正しい。どうしてもJR西日本を思い起こさせる興行師の無責任が、却って時代を反映しているとも言えるだろう。

ウソです。

それはそれとして、なんで500円なんだろうと思ったら、製作後70年でパブリック・ドメインになるんですね。脚本や音楽との絡みもあるわけだから、言っちゃえば「関係者が絶滅すると安価で提供できる」という話でもあるのだろうけれども。

そういえば、噂のあったピーター・ジャクソンの新作映画『キングコング』ってどうなったのかな。それのプロモーションとしての意味もある今回のリリースならば嬉しいのだが、どうなんだろう(今日はCXで映画『交渉人』を放映していて、これはユースケ・サンタマリアの新作への目配せなのだろうとも思うし)。


NTTドコモ代々木ビル。 国電の新宿駅と代々木駅との間に、「NTTドコモ代々木ビル」という建物がある。

代々木界隈でウクレレのセンセーなどしているもので、たまにジェームズ・ヒルとかKawaihaeの皆さんとかウクレレ・ハウスの人などを案内してサザンテラスあたりを歩くことがある。えーと、新宿高島屋から線路をはさんだ反対側のデッキあたりのことです。

そこから見えるのは、まず正面の高島屋にある「タイムズ・スクエア」のビルボード。そして右方(南東方)に見えるエンパイヤ・ステート・ビルを模したドコモビルである。しょうがないからギャグとして外国人には紹介するのだが(ウケるのだが)、ほんとは日本人としてとっても恥ずかしい。

もしピーター・ジャクソン版の『キングコング』が実現するのならば、あの「NTTドコモ代々木ビル」のてっぺんにキングコングのフィギュアを実物大でマウントしてくれないかなあ。それさえやってくれれば、そのためにこそ建てたエンパイヤ・ステート・ビルであったというエクスキューズも成立するのだが。宣伝にもなるし、風景としてもバカだし、ぜひ実現していただいたいのだが。

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