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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


映画版『あずみ』(DVDにて)。
あずみ スタンダード・エディション-DVD-〔送料無料キャンペーン中〕明治座の舞台版『あずみ』も観たことだし、漫画も読んでいないわけではない。じゃあDVDのほうもチェックしておこうかな、ということで借りてきました、『あずみ』。

『ゴジラ ファイナル ウォーズ』スタンダード・エディション【TDV-15203D】 =>20%OFF!《発売...正直なところ、昨年師走に観た『ゴジラ FINAL WARS』を以て、北村龍平監督にはまったく期待していなかったんだよね。
当時の日記から引用してみる。
こんなもんは怪獣映画ではない。ということはゴジラ映画でもあり得ない。~中略~むしろ主人公の破壊力と苦悩を描いた『クロスファイア』のほうが、よっぽど怪獣映画として真っ当だよ
怒ってはる怒ってはる(笑)。
ごめんなさい、僕が間違っておりました。


面白いよこの映画、阿呆なのは北村龍平ではなくて、北村龍平に『ゴジラ』を任せた東宝です。というか、ゴジラ映画を『あずみ』と同じ手法でそのまんま撮っちまった北村龍平ってひょっとしたら天才なんじゃねえのか。

さきに書いておくと、なんでか名前の出てきた『クロスファイア』の金子修介が『あずみ2』の監督でかつて『ゴジラ』も撮ってるというのはなにかの因縁、ではないな。


舞台版との違いというと、そんなには無い。「メディアが違うから」というだけのことで、でも映画ではあいつがあんなことになっちゃうのを舞台版では「だからって罪もないお客さんを斬ることはないじゃないか」って、舞台版を書いた人も偉いなあ。
それで、北村龍平さん(「さん」付けかよ、いきなり)は映像も気持ちいいし、ダレ場もないし、面白いのか面白くないのか判らないノー・リアクション系のギャグも効いているし(まさかチャウ・シンチー直系なのか?)、楽しめました。

あのアクション・シーンはどうやってるんだろう。ブルーバックでアクションを撮っておいてからコマを落として、背景とCG合成って感じなのかしらん、よく判りませんがかっこいいことは判る。同じことをゴジラ映画の怪獣格闘戦に持ち込むのはバカなのだが、だからそれは東宝の責任であって北村龍平さんはいつも通りに仕事をしていた、わけだ。ふむ。


脚本がもうひとつかな、というのはやはり思う。

俺のなかでは美女丸はあずみのメタファであって、対立項ではないのだ。人をぶった斬って喜んでいる美女丸と、なんの感情も持たずにぶった斬るあずみの間に、じつは相違はない。そういう怪物を作り出してしまった時代と、そういう怪物になってしまったあずみ本人の異形性と悲哀、といったあたりが原作漫画の当初の肝だったと思ってはいるのだが、どないやろ。そんな70年代日活アクションみたいな映画を撮っちゃったらたいへんなことになりそうな気もするが、北村龍平という監督は心理描写なんかにあんまり興味はなさそうな気もするし(ラストの落とし方を見れば、それは明らかだろう)。

役者さんのほうは、オダギリジョーがズルいくらいにいいところを浚っていくわけだが(笑)、かっこいいねえ。あと、馬鹿の遠藤憲一がやはりおいしい。
主演の上戸彩さんは、体力的にはキツそうだったなあ。というかガタイだな、殺陣の後の決めポーズで刀身が揺れるのはよろしくないでしょう(というか、そこだけ竹光を持たせりゃ済んだ話ではあるのだろうが)。

それと、やはり原作『あずみ』の魅力はフトモモにあるので、そのへんはもうちょっとなんとかならんかったのか。いやセクシャルな含みがあるわけではなく、「元気な若い娘さんがこんなことをしている」というギャップが重要なのだろうと思う者なのです。
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