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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


2015年3月11日と12日(水木曜日): 暴走伊豆半島。
今日の無計画:

お花見 もうマザコンでもなんでも言ってくれて構わないんだが、水曜日の朝の夢枕に亡母が立って、いや座ってたけどね、なんか海が見たいとか桜が見たいとか勝手なことを言い出しよって、気づくと05:00くらいにボロ泣きしながら目覚めた情緒不安定な私だ。海で桜? さて、千葉かな茨城かな房総かななどと思うわけだが、そういえば中学生時分に家族で遊びに行った下田の金目鯛刺身が美味かったなというのを思い出して、じゃあ下田にでも行ってみようか。計画性? なにそれ美味しいの。

そんなことでiPhoneの充電器と煙草と文庫本と赤ペンを頭陀袋に放り込んで、と。予算は……えーと、1泊してくるとして、交通費が1万円、旅籠賃が1万円、食事が1万円の足して3万円くらいで、どんなものだろう。なに、僕の旅行というか散歩などどこへ行ってもうろうろして酒飲んで帰ってくるだけだし、帰りの電車賃さえ確保しておけば死にもすまいて。平気平気。


今日の下田:

特急踊り子 とりあえず中井から西武新宿線で新宿に出て、省線緑の窓口で「下田に行きたい」と言ってみたら、なにやら切符が出てきた。特急踊り子というので、東京駅を12:00発の指定席。それでたしょう時間の余裕があったものだから、京王モールのお粥屋さんで軽く腹ごしらえなど。あとは中央線に乗り込んでしまえば、もう下田に着いたようなものだ。売店でサントリーの水割り缶を2本ほど買い込んで、踊り子でGO!

お宿は「下田+海が見える」とかいういいかげんな検索でてきとうに捜して、楽天トラベルでマーレ亀吉というのをなんとなく選んでみる。1泊朝食付きで5,900円、全室オーシャンビュー。食事はまあ魚は出てくるのだろうし、温泉もあるらしいし、お値段に文句などない。気にするひとは気にするだろうトイレ共同、洗面所共同、風呂場共同というのにはまったく気にならないし、まあなんとかなるでしょ。失敗したというと、Yahoo!トラベルがリニューアルしたというので使ってみようと思っていたんだけどな、忘れちょった。まあいいか。

マーレ亀吉客室より下田港を望む 宿泊地 そんなこんなで伊豆急下田に到着して、右も左も判らない。iPhoneの電池は切れかけているからナビを使うのも不安だし、観光案内所で地図を貰っててくてくと歩きだす15:00。ざっくり1.5マイルだから30分くらいのお散歩ってことかな。観光地図には等高線など書き込まれていないのだが、結構な山登りだったのは予定外だった。けっきょく休み休みで1時間ほどかけてお宿に到着して、受付で「こんにちはぁ」とか声をかけてみるのだが、人の気配がない、はっはっは。フロントには「ご用のかたはボタンを押してください」という貼り紙があるのだが、そのボタンも見つからない。下足箱を覗くと、民間人らしい靴もない。なんなんだここは。はっはっは、ぜんぜん急いでないから構わないんだけど。

そんなことで、ロビーで一服つけながら地元新聞など眺めていて、1時間も経ったころにフロントの奥からお姉さんが登場。「あら?」だって。「ずいぶんお待ちでした?」と訊ねられたので正直に「小一時間ほどのんびりと」って言ったらやたらと恐縮されてしまったのだが、ぜんぜん困ってないので構わないんだけどな。

3階の8畳もある客室に案内されると、看板に偽りなく下田港が一望できて、所期の目的は達したわけだな。お蒲団は自分で延べるタイプ。あとはネットの案内通りで、追加調査の結果では朝食がものすごいことになっているらしいのだが、とりあえずは晩御飯だな。

下田湾 そんなことで少し休んでから、なんとなく駅前方向を目指ている心算で、まずは海を眺めに行く。たしょう風は強いがさして寒いというほどでもなし、お天気もいいし、とりあえず坂を降りていけば海には出られるし、軽く酔っぱらっているものだから気分もよろしい。

海岸べりでうすらぼんやりと四半刻ほども海を眺めてから駅を目指すが、完璧に道に迷う。いまさら驚かない。しかたがないのでiPhoneのアプリケーションでタクシーでも呼ぼうかと思ったら、ここで思いっきり電池切れでスマホ使えねえんでやんの、はっはっは。仕方がないので道の広いほう、なんとなく北のほう、大きな建物のあるほうを目指してとことこ歩く。あいかわらず人の気配のない街だが、途中で出会った婆さんに訊ねたら親切にバス停の場所を教えてくれて、なんとか駅前に到着するわけ。


今日の晩御飯:

下田駅前なかがわのホウボウ刺し 下田駅前なかがわのシラス丼 下田駅前なかがわのお味噌汁

下田駅前は、よく覚えていないけれどもほぼ四半世紀ぶりになる筈だ。さっきも書いたが前回は中学生時分だったかの家族旅行で、当時なら栃木県宇都宮市で子供をやっていた僕には秋刀魚の丸干しも金目鯛の刺身もけっこう衝撃的だったのは記憶にある。昭和の当時はまだ物流がプリミティブで、宇都宮で食べる魚といえば鰺の開きか川魚が定番だったもんな。

というわけでその四半世紀前の記憶をなんとなく辿って駅前をうろうろしてみたら、当時家族で寄ったなかがわをちゃんと発見。憶えているもんだなあ、単に食い意地が張っているだけなのかもしれないが、間違いない。ここだ。

膵炎病みで脂質制限のある僕としてはほんとうは脂の乗った青魚なんかは禁忌なのだが、下田くんだりまで来てそんなこと言っていても始まらねえので、一年半ぶりにリミッターを外してまずはホウボウ刺し、続いてシラス丼など。味噌汁の出汁は蟹で、ビールと焼酎を入れて4,000円ってなもん。脂質的にはホウボウが推定10 g、シラス丼が20 gってなもんかな。ふだんは脂質5 g/日くらいで食生活を廻しているもので、けっこうな自殺行為ではある。まあいいや、滅茶苦茶美味しかったし(ちなみに、一般の日本人ならば脂質摂取量が30~50 g/dayくらいらしい)。ちなみにこの時点で「膵炎薬を持参していない」ことに気づいたのだが、なに即死もすまい。なんとかなる。と思う。たぶん。

金目鯛の刺身が見つからなかったのは残念だったけれど、それなりに満足したので駅前のコンビニで酒と肴を買い込んで、タクシーで宿に戻る。ほんとうはお宿に頼むと送迎があったらしいのだが、この時点ではそれ聞いてないし、まあいいや。


今日のお宿:

浴衣デビュー 実は「旅館の浴衣」というものがいまひとつ苦手で、たいがいの場合にはジーパンとTシャツでくつろいでいたりしてきた人生なのだが、そろそろいいかなと思って浴衣デビューなどしてみるわけ。やっぱり鄙びた温泉旅館なら浴衣だよな。帯の結び方がけっこう滅茶苦茶だが、それなりに快適であることを発見したのは収穫であった。

というわけで先ずは大浴場の滅多矢鱈と熱い源泉掛け流しとやらを遣ってのんびりして、部屋で一杯ひっかけてから、もういちど温泉を遣って寝入ったのが意外と早くて22:00くらいででもあっただろうか。


今日の早起き:

海岸こちら 早朝の下田湾

下田港 木曜日の朝はなんでか05:00くらいに目覚めてしまって、朝食は07:30からだと聞いていたものだから、ひとっ風呂浴びてから06:00くらいに宿を出て、飽きもせず海を眺めに行く。例によって30分ほどもうすらぼんやりと海を眺めて、ちっとも飽きない。みちみち通学途上らしき地元の小中学生風味にいちいち挨拶されるのだが、彼ら彼女らは朝の06:00からどこに行くのだろう。そりゃ学校だろうけどさ、運動部って感じの子ぉらもそんなに見らんかったしなあ。まあいいや、すっきり目覚めた気持ちのいい朝だ。

マーレ亀吉の朝御飯 かなり正確に07:30に宿に戻って、食堂で朝食などいただく。なんだこれ、文明人の朝食の量じゃねえぞ。お櫃の御飯が2合はあって、写真の後から味噌汁と「謎の野菜ジュース」も出てきた。なんでもかんでも美味いのでぜんぶ食べちゃったけど、私の膵臓は大丈夫なのだろうか。大丈夫でもなかったみたいで、チェックアウトの10:00まで部屋で少し休む。ちょっと温めたほうが調子がいいので、お風呂にはまた入ったけどね。


今日の逃亡未遂:

猪の罠 さて、09:30くらいに目覚ましをかけて第二起床して、チェックアウトしようと思ってフロントに行ってみると、昨日の来訪時と同じで人の気配がない。忍びの里かよここは。フロントのカウンターを見ると「僕宛の領収書」がぺろんと置いてあるもので、なんとなくもう支払ったような気になって、誰もいないからしょうがないのでとことこと宿を出て、5分も歩いたあたりでやっぱり膵臓が痛み始めたものだからそのへんにあった「猪の罠」の構造を見学しながら少し休んで、しれっとして宿に戻って、10:00から30分だけ寝る。

10:30にフロントに戻ってみたらこんどはおじさんがちゃんといて、聞いてみたら俺ってばまだ旅籠代を支払っていなかったのね。しょうがねえな酔っぱらいは、いやしかし危ないところであった、危うく食い逃げというか泊まり逃げしてしまうところであった。そんなことでおじさんに下田駅まで車で送っていただいて、さてどうすっかな。直行で東京に戻るのも曲がないし、河津の桜でも観に行こうか。


今日の河津:

河津駅前海広のお刺身 伊豆急から東京までの沿線での有名どころというと、乏しい知識ながら河津桜、熱川バナナワニ園、あとは熱海ってところか。伊東から先は国鉄に入ってしまうので、熱海に行くとなると乗車券関係がちょっとややこしい。伊豆急内ならば乗り降り自由の乗車券があるから、そうすると河津か熱川。伊東には宿泊しないとなんにもないような気がする。誤解かもしれないが。熱川ならばバナナワニ園だが、四半世紀前の訪問時に中学生かなんかだった僕は「バナナワニという生物が棲息しているところ」だと思い込んでいたもので。どんなクリーチャーなんだよそれは。だったら河津で桜と海でも眺めようかなあ、平和な選択肢としてはそんなところだろう。あとで気づいたのだが熱川でマナティーを眺めるという手もあったのだが、まあいいや。

河津の桜はすでに葉桜ではあったが、河津川沿いのお散歩は愉しい。駅から河津川のほうに出て、南東方面にとことこ歩いていってまたしてもうすらぼんやりと太平洋を眺める。ちっとも飽きない。馬鹿なんじゃねえの俺。河津川にはカルガモがいて、自宅近所の妙正寺川の「ただ流されている」鴨とはココロザシが違うね、きちんと意志をもって波頭を切って泳いでおられる。数年ぶりにヒヨドリも見かけたな、なんか桜の花を食べておられた。

腹というか膵炎は痛んだり痛まなかったり休んでいると治まったりで、いずれそろそろ東京に戻る潮時だろうと思って河津駅前の海広というお刺身屋さんに入って、刺身の盛り合わせとビールなど。刺身は鰺と鮪赤身と鯛と烏賊で、仮に問題となるとしても鰺一尾ならば脂質5 gにもならなかろうし、大丈夫だろう。膵炎痛はまあ、単に疲れによるものだろう。のんびりしていればどうにでもなる。と思う。たぶん。


今日のお帰り:

踊り子号 そんなことで河津駅に戻って、帰りの踊り子号の指定を押さえたのだが、「海側の席」って言っておけばよかったかなあ。まあいいや、どうせがら空きだったから好き勝手に座っておったし。ざっくり14:30の電車で東京駅が17:00くらい、中央線中野から営団地下鉄東西線で落合駅まで戻って精算して、いつも通りにAEONで砂肝と豚ハツを買い込んで帰宅、18:00から25:00まで寝る。

体調不安はまだあるけれども、これくらい動ければ社会生活もどうにかなるんじゃないかな。
今日で最後の退院から95日目になる。新記録だ。



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03/12のツイートまとめ
Reviken_Tokyo

もう海だからいいだろ、ってくらい海だねえ(´・_・`) http://t.co/nuee8FVghj
03-12 16:48

海だねえ(´・_・`) http://t.co/dAuWqyH8A2
03-12 14:37

で踊り子(´・_・`) http://t.co/QAVVUpK6TG
03-12 14:33

さて帰るか(´・_・`) http://t.co/dZGgqJmGBm
03-12 14:26

@Alann_rakuten んー、東京都中野区の野生動物っていうとトリかネコ🐱ですから、いっそイノシシに遭遇してみたかったかも。一昨年だったか、福島の海のへんでイノブタの漂流屍体を発見しちゃったことはありますが(´・_・`) http://t.co/AoDIzV3FsM
03-12 13:26

@makoto_bass くっそ美味え(´・_・`) まあ鮪赤身と鯛と烏賊は安全圏だからあ(´・_・`)
03-12 13:10

@hirata0220 ビソルボンだけあったんで、まあなんとか(´・_・`) 大病院ではご迷惑をおかけしております(Q命じゃほとんどモンペ扱いだぜすまねえm(._.)m
03-12 13:08

罹病的には鯵禁止なんだけどな、知らん(´・_・`) http://t.co/zqQz2vjFpF
03-12 12:43

河津櫻のついでに昼酌(´・_・`) http://t.co/j56AF8UjC9
03-12 12:41

下田なのに益子焼(´・_・`) http://t.co/gT9qVQfvAI
03-12 11:52

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