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徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


2014年4月27日(日曜日): 油断大敵。
今日の患者さん: 俺だが。

中野中病院屋上

お天気のいい日の中野中病院屋上はいい風も通ってたいへん快適なのだが、惜しむらくはぜんぜんひとがいない。べつに通行制限がないのは僕が携帯電話の架電のたびに入りびたっていることからも明らかだし、出入口には車椅子用のエレベーターとスロープまで用意されているのに、もったいないことだ。ここ一週間でお会いしたというと5~6人かな、介助のかたと患者さんのペアが2組、菜園のお世話にきた「友の会」ってそれがなんなのかは知らないが「友の会」の奥さまがおひとり、お弁当をつかいにいらしたスタッフの兄さんがおひとり。

患者のお婆さんには景色をだいたい説明して、あれがスカイツリー、ちょいと南をみると曙橋の防衛庁、西側に見えるのがブロードウェイで、区役所は中野サンプラザの死角ですね。サンプラザのすぐ右のビルが昔の陸軍中野学校、こないだまでは警察病院でいまは再開発で大学群みたいになっています。やたら詳しいひとだと思われたようだが、これくらいまでは常識だろう。スタッフのお兄さんには「なんでだあれも来ないんですか、気持ちいいのに?」って訊いてみたら「あまり知られてないんですよ」って秘境かここは。


今日の患者さん: cont'd.

病院食、朝 土曜日の夜も寝たり起きたりしていて、02:00くらいかなあ、相部屋になにやらたいへんな発作を起こした患者さんが運びこまれてきてけっこうたいへんだったりしました。いや、たいへんだったのは患者さんと看護婦さんね。あたしゃだいたい寝ているだけのことで、昨晩は点滴もなかったものだから思いっきりヘンな寝相を愉しんでおりましたとさ。

病院食、昼 朝食はお粥と、煮物はハンペンと謎しんじょ。梅ペーストのお絵描きはそれなりの出来だと本人は思っているのだが、なにが描いてあるのか判るひともそうはおるまい。いっそ誰にも判らないと純粋芸術が成立するんだけどな。

お昼御飯の鶏の処理方法がいまひとつ判別できなかったのだが、美味かったからいいや。南瓜は挽肉のあんかけで出てきたもので、そのままお粥にぶちこんでいただきました。茄子は煮びたし。

病院食、晩 晩御飯は肉のダブルで、まえまえから「退院後になにを食べて生きていこうか」とは考えていたのだが、豆というのはいい選択肢なのかもしれません。主菜的なところは白菜と大根と豆、副菜は湯豆腐とかまあ鍋物、あとは煮野菜なんかで廻していければある程度は保つんじゃないかなあ。いやじっさいふだんの食生活がけっこう理想的だったもので、お医者さんには「それじゃ改善のしようがないねえ」と匙を投げられていたりもするのだ。


今日の膵臓さん:

福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書 御飯をたべさせてもらえるようになって3日目にして、当社比ながらようようすこし脳味噌に血が巡り始めたようで、福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)を読了。というか、月曜日から水曜日までかかって30ページくらいしか進まなかったものをてっぺんまで戻って、おしまいまで一気に読みました。中身はざっくり「アタマで考えただけのことなんかクソだ」という話で、真理探求に限らず音楽でも実務でもなんでもそうだよな。たいへん愉しめました。

それはそれとして、中盤以降の話の主人公が膵臓で、虞膵炎の身としては膵細胞が磨り潰されたりするので心が痛みました。そうかと思うと昼飯がてらに眺めていたテレビの『Dr. House』にも膵臓癌の爺さんが登場したし、入院前の最後にいじったテープ起こしも膵臓バイパス手術かなんかの話だったな、そういえば。ふだんそんなに膵臓まみれの人生は送っていないものだから、これはやはりシンクロニシティとかそういうものなのでしょうか。いま読んでいるのは筒井康隆で、ランゲルハンス島という言葉はこのひとの小説で憶えたんだったな、ふむ。



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2014年4月26日(土曜日): 休むのが仕事。
今日のGW:

半音階の闘い 世間さまは黄金週間突入だそうで、なにそれ。虞膵炎入院6日目にして生産性皆無の身としてはそんなの関係ねえそんなの関係ねえというか、例年ゴールデン・ウィークとか関係ないんじゃないかなあ。

去年は、どれどれ。母の付き合いで病院にいったり、荻窪アルカフェでライブやったり。
一昨年は、どれどれ。ライブがあって、あと母が入院しちょる。
2011年は、どれどれ。ほほう、ライブ演って、男声合唱三月会の演奏会でステージ・マネージャをやっちょる。
金太郎飴かいな、はっはっは。

今年は、5月3日の土曜日に荻窪アルカフェでハーモニカまつり『半音階の闘い』を企画しています。僕はともかく、クロマチック・ハーモニカの偉い人がふたりも出るから観といたほうがいいよ。僕はちょっと闘病中なので、詳しいことはアルカフェさんにでも訊いてください。アルカフェさんの連絡先は、ネットででも調べてください。よろしくお願いします。


ところ: 荻窪アルカフェ
とき: 5月3日(土曜日)19:00開場19:30開演
木戸銭: よく判んないけど千円札+飲み食いくらいの感じ

Personnel:
Classical Team: 19:30-20:15
鈴木真澄: Chromatic Harmonica.
濱崎洋子: Piano.
Jazz Team:20:45-21:30
藤原隆行: Chromatic Harmonica, Guitar, Ukulele, Piano, Vocal, Saxophone, Bass Guitar, etc...
りびけん: Piano, Chromatic Harmonica, Vocal, Ukulele, Bass Guitar, etc...


今日の病院食:

土曜日の朝の病院食 土曜日の昼の病院食
土曜日の夜の病院食 食事2日目、いちいち愉しみにしているなり。
そういえば飛行機の機内食というのはあの特殊な環境で食うからいまひとつ美味くない、という説がありましたな。病院食の評判芳しからぬについてもそうなのかなと思っていたのだけれども、中野共立ならそんなこともなく病院食も美味いぞ。すくなくともそのへんの定食チェーンになら、これだけのハンディキャップを抱えつつもちっとも負けていない。

土曜日の昼の病院食のシャケ わざわざ写真を撮ってみた昼御飯のシャケは、皮からぷりっぷりなのね。こんなの中野ピーコックでもブロードウェイ地下でも手に入らないんだけど、どこで仕入れているのだろう中野共立給食部。


今日の虞退院:

それで思い出したが、入院していたのだった。入院すれば、やがて退院することもある。さよならだけが人生さ。ところで先日は病院の受付でお婆さんが看護婦さんをつかまえて「私はお薬を2か月ぶんいただいたのですが、2か月経たつと私は死んじゃうのでしょうか?」と訴えていたのだがお元気だろうか。僕はというと、昨日の食事開始と同時に頂戴した院内処方が5月2日のぶんまであるので、5月3日になると死んじゃうんじゃなくて退院していたりするのかな。たぶん誰もなんにも考えてないな。

こう、なんですね。将来性のまったくない感じでのんべんだらりんと入院しているのもいいかな、なんて思わないでもないのだがそうもいかないのでさきのことを考えてみると、まず退院までの経過としてはたぶん。おそらく。まず朝の採血があって、CRPだの白血球だのの数値をみて「だいたいいんじゃね?」となってから経過観察が始まって、翌日か翌々日かなんかに放免されるというのが内部疾患の場合の通例なんじゃないかと思う。僕の乏しい経験からするとそんな感じ。

そして採血も退院も、病院の営業日に行われる。たぶん。そうすると今日は土曜日だから、次の採血が早くて28日の月曜日ね。29日はお休みだから、そうすると退院は早くて30日の水曜日だね。もし5月2日までに退院していないとすると、その次は連休明けで5月7日の水曜日だね。はっはっは、住んだろか。というか、まだ大向うからは退院の「タ」の字も聞こえてはきていないのだけれども。

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