徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


2014年4月30日(水曜日): トンネル怖い。
さきに書いておくと、どうやら5月2日(金曜日)の退院が決まりました。あとはMRI技師が「おいこれ、膵臓かと思ったら海鼠だぜよ」とか言い出さなければ覆ることもない、筈です。応援ありがとうございました。

今日のMRI:

虞膵炎入院10日目、今日は朝から中病院のご近所までMRIの撮影会に行く。まあなんだその、でっかいレントゲンみたようなもんだよ。

どこかでやったことがあるような気がしていたMRIは実は初体験で、「板切れに括り付けられて土管に押し込まれる」というのが最低というか、閉所恐怖かパニック障害でもあったらちょっと堪えられなかろうかとは思う。じっさい俺でもちょっとキツかった、ような気はするし、ものすごく体調がよくなかったら判らんところだなあ。じっさい「機械を見ただけで逃げ出す」向きもおられるのだそうな。

じっさいにはBGMでなんでか最初がシナトラ『モナ・リサ』、次が映画音楽メドレーで『Climb Every Mountain』~『Godfather』という緊張感のない感じはよかったかも。それで看護婦さんはヘッドホンからBGMがどんどん流れているのを無視して口頭で指示するのはやめてほしい。こっちもにこにこしながら「聞こえませぇん」ってお返事してるんだけどね、「レントゲン技師が聴覚障害者に配慮がない説」は昔から言われていたしたまたま今日もその話題を聞いたもので書いておく。

なんだかんだでそのMRIの穴のなかに1時間くらいもいたのかな。どうやら僕は腹式呼吸が下手らしいという面白い判定も下ったりなんかして、写真データをCD-ROMに焼いてもらって中病院にとことこと帰りました。


今日の貧血:

俺、だなあ。 病院食、昼 病院食、晩

検査の都合で、朝食はいただけなかった。
午後になって、可愛いほうの看護婦さんが、看護婦さんには可愛いほうの看護婦さんと綺麗なほうの看護婦さんとかっこいいほうの看護婦さんがいるのだが、可愛いほうの看護婦さんが「りびさん、お風呂入りません?」と誘ってくれたもので、そういえば1週間くらいも湯につかっておらんなと思っていそいそと浴場へ赴く。
それで、湯船にのんびりつかってから身体を洗って、上がり湯がわりのシャワーを浴びているところでいきなり貧血がきましたな。あーびっくりした、何年ぶりだろう。とりあえず今世紀中はなかったな、視界がやたらと明るくなって風景がモノクロで飛ぶという本格的な脳貧血。しかしいまここで倒れるのはダサすぎる、俺は阿部寛でも聖徳十円でもシュワルツェネッガーでもないのだ。たのむから3分間だけ保ってくれよ俺。

ふだんならお風呂の上がり際に軽く掃除もしていくのだが今日のところはきっぱりとあきらめて、目の前が暗かったり明るかったりするなかを根性でざっくり身体を拭いて、パンツを穿いて第一段階OK。Tシャツを着てズボンをなんとか穿いて、風呂場から通路へまろび出たところに幸い車椅子が畳んで置いてあったのを有無を言わせず徴用して、50 m先のマイベッドを目指す。ごろごろ。

なんとかベッドに転がりこんだところを、幸いにして可愛いほうの看護婦さんが通りかかったのでヘルプをお願いして、たいそう優しく介抱していただきましたとさ。どっとはらい。


けっきょくなんだろう、とりあえず「朝食を抜いたから」といういまどきの中学生が朝礼で倒れるみたいな理由づけもできるのかな。温められた血管にどどっと血流が行って、脳味噌のほうがお留守になったという説も成立は可能で、そういえば今年に入ってからの血液検査でヘモグロビンが足りないようなことは言われていたような気もする。そこへもってきてここ2か月ほども葷菜もレバーも摂っていないから、たしょう貧血気味になってもさほどの不思議はない、のかもしれない。

まあ慌ててもしょうがない、虞膵炎に較べれば小さなことです、たぶん。



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2014年4月29日(火曜日): 院内療養。
今日の入院患者: 主として僕ですが。

半音階の闘い 虞膵炎入院9日目、なにかの祝日とて静かなものだ。

今日も点滴が2本あるくらいのことで、あとは病室でごろごろしている感じ。さすがにたまに玄関先だの屋上だのの散歩に出るのだが、ほかの患者さんはどうしておられるのだろうか。あまり活動しているのを見かけないのだが、具合いでもよくないのかな。心配だな。

それでちょっと調べてみて、どうやらこの病棟のこのフロアの入院患者のうちなら僕は圧倒的に若いことを、うすうすそうじゃないかなあとは思っていたのだが、発見。ざっくり計算しただけだけどね、この齢で入院しちゃうというのがいかい珍しい事態であるのか、って話なのかなあ。ちなみに僕より若い入院患者さんも3%ほどいらっしゃいます。あと全員が年上なのね。


今日のお食事:

4月29日朝の病院食 4月29日昼の病院食 4月29日晩の病院食

愉しみというとせいぜい食事ばかりという気の毒な生活をしていたりするわけだが、ってそんなこともないけど御飯は愉しみだよね。朝はなんでか葛湯がついてきました。お昼御飯からは全粥がふつうの白い御飯になりました。そのぶん分量は減ったのが不満、って朝三暮四ってやつですかね。 晩は謎のキッシュ状の美味しいものが出てきましたが、あれはなんだったんだろうか。それと晩御飯のデザートにグレープフルーツが出てきたのだけれども、あれはいろんな薬効を阻害するものだという理解があったものですこしだけ戸惑う。つまりはどの薬効を損なうのだか憶えるのが面倒くさいのでとりあえず食わないように、亡母にも出さないようにしていただけの話なんだが、病院食で堂々と出てくるとちょっとだけ違和感があるような感じです。

明朝は09:00から造影MRI撮影会があるもので、朝食は抜き。それって、18:00くらいの晩御飯から最低でも15~16時間に亙ってメシヌキってことだよね、ちょっとキツいなあ。もうちょっとどうにかならなかったのかなあ。


今日の文化部:

赤ひげ これといってすることもないもので、借りてきておいたDVD『赤ひげ』(黒澤明監督、1965年)をノートパソコンに突っ込んでみる。おそらくは昭和の時代に故・新宿東宝で観たのが最後だったかな。尺が3時間の作品を14:00に観始めれば17:00くらいに観終えてちょうど晩御飯だぜと思っていたら、いろいろあって21:00までに「休憩」に辿り着いたのでした。まあ、僕の立てる計画なんてそんなものだ、はっはっは。

その『赤ひげ』を前半まで観たところで、最初に死んじゃう爺さんの藤原釜足が膵臓癌であったことを知る。どこの悪趣味野郎が命名したのか「癌の王さま」ってくらいにものすごく痛いらしいことをさいきんならば知っているので、なおさらロクスケに感情が入る。冒頭の病棟紹介シーンでは、山崎努が「病棟に畳はいらない、湿気と埃の温床だ」と言う。そこでじぶんの身の回りのリアルを見回してみたら、床はリノリュームばかりで畳はないな。ふむ。


ところで、四人部屋住としてはイヤホンを使う。先日ダイソーで買ってきた百円のステレオイヤホンにはカナル パーツの左右の別が記載されていないもので、BGMでチェロの鳴っているほうが右側であろうと判断してしばらく納得していたのだが、劇伴として聴いているとどうやらじゃん。おのれ佐藤勝!
そんなこんなで、休憩後の続きはまた明日、MRI撮影会のあとで。
2014年4月28日(月曜日): 病床リゾート。
今日の病状:

半音階の闘い 虞膵炎入院8日目、月曜日の朝06:00からちゅうちゅうと血を抜かれて、07:30からお医者さんと相談をぶちかます。明日はお休みなので水曜日の朝から造影MRIを撮ってみましょうという話で、さすがに膵癌はないとして、膵炎の様子乃至は膵臓の構造によってはひょっとすると処方薬を取り替えるってか、なんか間違っていたかもみたいな。はっはっは、なんか難しいぞ。

5月3日のライブのフライヤーはお渡しして、なんにもなければそのころには退院してるでしょう、みたいな話にはなる。あと、たいした用事もないのだけれども午後からの外出許可をいただいて、少し外を歩いてきました。明日からは点滴も外れるようなことで、なんだよ単に寝っころがってるだけのひとになってしまうではないか。いやまあそれはそれで構わないのだけれども。


今日のお見舞い:

部室化する病室 午後から緊張感もなんもなく点滴を腕にぶっ刺しながらベッドにごろりんとしているところにお客さまだ。ギタリストとベーシストならいらしているから次はドラマーだなと決め込んでおったら、ボーカリストでした、あっはっはなるほど。というかクラシックのほうの合唱団、と僕が書くと阿佐田哲也言うところの「文学のほうの仲間」みたいでかっこいいな、その合唱団のいちばん偉い大先輩が「やっ」とか言いながら現れた。ご近所を通りすがりとおっしゃっていたが、あんまり通りすがるような場所でもないんだよな、ありがとうございます。

あとでお土産でいただいたコージーコーナーのシュークリームとプリンを齧っていたら、なにやら食餌制限にひっかかるらしくて看護婦さんに怒られてしまった。んなもん食っちゃってから言われても知らんもんね。それでプリンをひとつ、プリン好きだという婆さんに廻しておいたので勘弁してください。なにを。


今日のお散歩:

病院食、朝 病院食、昼 病院食、夜

かえりみち なんとなく勢いで用もないのに外出許可は貰ってしまって、先生言うところの「内臓の具合い」で出てくる寝汗のせいで払底しているTシャツでもとりに自宅にでも行くか、徒歩20分だし。しかし夕刻から2時間で往復するというのもせわしいのう。着替えのTシャツがなくても死にゃせんしの、どちらかというと要は歩きたいだけのことだ。

けっきょく外出票の行き先欄には「自宅」と書き込んで、中野駅界隈を2時間くらいお散歩して帰ってきました。書店と古着屋をちょっと覗いて、中野丸井地下ピーコックで無糖の飴菓子をすこし買って、TSUTAYAでDVD『ジャガーノート』と『赤ひげ』を借りて、中野ZEROの図書館で膵臓関係の書籍をすこし立ち読みしてから、定刻の晩飯前までに病院に戻りましたとさ。

2014年4月27日(日曜日): 油断大敵。
今日の患者さん: 俺だが。

中野中病院屋上

お天気のいい日の中野中病院屋上はいい風も通ってたいへん快適なのだが、惜しむらくはぜんぜんひとがいない。べつに通行制限がないのは僕が携帯電話の架電のたびに入りびたっていることからも明らかだし、出入口には車椅子用のエレベーターとスロープまで用意されているのに、もったいないことだ。ここ一週間でお会いしたというと5~6人かな、介助のかたと患者さんのペアが2組、菜園のお世話にきた「友の会」ってそれがなんなのかは知らないが「友の会」の奥さまがおひとり、お弁当をつかいにいらしたスタッフの兄さんがおひとり。

患者のお婆さんには景色をだいたい説明して、あれがスカイツリー、ちょいと南をみると曙橋の防衛庁、西側に見えるのがブロードウェイで、区役所は中野サンプラザの死角ですね。サンプラザのすぐ右のビルが昔の陸軍中野学校、こないだまでは警察病院でいまは再開発で大学群みたいになっています。やたら詳しいひとだと思われたようだが、これくらいまでは常識だろう。スタッフのお兄さんには「なんでだあれも来ないんですか、気持ちいいのに?」って訊いてみたら「あまり知られてないんですよ」って秘境かここは。


今日の患者さん: cont'd.

病院食、朝 土曜日の夜も寝たり起きたりしていて、02:00くらいかなあ、相部屋になにやらたいへんな発作を起こした患者さんが運びこまれてきてけっこうたいへんだったりしました。いや、たいへんだったのは患者さんと看護婦さんね。あたしゃだいたい寝ているだけのことで、昨晩は点滴もなかったものだから思いっきりヘンな寝相を愉しんでおりましたとさ。

病院食、昼 朝食はお粥と、煮物はハンペンと謎しんじょ。梅ペーストのお絵描きはそれなりの出来だと本人は思っているのだが、なにが描いてあるのか判るひともそうはおるまい。いっそ誰にも判らないと純粋芸術が成立するんだけどな。

お昼御飯の鶏の処理方法がいまひとつ判別できなかったのだが、美味かったからいいや。南瓜は挽肉のあんかけで出てきたもので、そのままお粥にぶちこんでいただきました。茄子は煮びたし。

病院食、晩 晩御飯は肉のダブルで、まえまえから「退院後になにを食べて生きていこうか」とは考えていたのだが、豆というのはいい選択肢なのかもしれません。主菜的なところは白菜と大根と豆、副菜は湯豆腐とかまあ鍋物、あとは煮野菜なんかで廻していければある程度は保つんじゃないかなあ。いやじっさいふだんの食生活がけっこう理想的だったもので、お医者さんには「それじゃ改善のしようがないねえ」と匙を投げられていたりもするのだ。


今日の膵臓さん:

福岡伸一『生物と無生物のあいだ』講談社現代新書 御飯をたべさせてもらえるようになって3日目にして、当社比ながらようようすこし脳味噌に血が巡り始めたようで、福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)を読了。というか、月曜日から水曜日までかかって30ページくらいしか進まなかったものをてっぺんまで戻って、おしまいまで一気に読みました。中身はざっくり「アタマで考えただけのことなんかクソだ」という話で、真理探求に限らず音楽でも実務でもなんでもそうだよな。たいへん愉しめました。

それはそれとして、中盤以降の話の主人公が膵臓で、虞膵炎の身としては膵細胞が磨り潰されたりするので心が痛みました。そうかと思うと昼飯がてらに眺めていたテレビの『Dr. House』にも膵臓癌の爺さんが登場したし、入院前の最後にいじったテープ起こしも膵臓バイパス手術かなんかの話だったな、そういえば。ふだんそんなに膵臓まみれの人生は送っていないものだから、これはやはりシンクロニシティとかそういうものなのでしょうか。いま読んでいるのは筒井康隆で、ランゲルハンス島という言葉はこのひとの小説で憶えたんだったな、ふむ。

2014年4月26日(土曜日): 休むのが仕事。
今日のGW:

半音階の闘い 世間さまは黄金週間突入だそうで、なにそれ。虞膵炎入院6日目にして生産性皆無の身としてはそんなの関係ねえそんなの関係ねえというか、例年ゴールデン・ウィークとか関係ないんじゃないかなあ。

去年は、どれどれ。母の付き合いで病院にいったり、荻窪アルカフェでライブやったり。
一昨年は、どれどれ。ライブがあって、あと母が入院しちょる。
2011年は、どれどれ。ほほう、ライブ演って、男声合唱三月会の演奏会でステージ・マネージャをやっちょる。
金太郎飴かいな、はっはっは。

今年は、5月3日の土曜日に荻窪アルカフェでハーモニカまつり『半音階の闘い』を企画しています。僕はともかく、クロマチック・ハーモニカの偉い人がふたりも出るから観といたほうがいいよ。僕はちょっと闘病中なので、詳しいことはアルカフェさんにでも訊いてください。アルカフェさんの連絡先は、ネットででも調べてください。よろしくお願いします。


ところ: 荻窪アルカフェ
とき: 5月3日(土曜日)19:00開場19:30開演
木戸銭: よく判んないけど千円札+飲み食いくらいの感じ

Personnel:
Classical Team: 19:30-20:15
鈴木真澄: Chromatic Harmonica.
濱崎洋子: Piano.
Jazz Team:20:45-21:30
藤原隆行: Chromatic Harmonica, Guitar, Ukulele, Piano, Vocal, Saxophone, Bass Guitar, etc...
りびけん: Piano, Chromatic Harmonica, Vocal, Ukulele, Bass Guitar, etc...


今日の病院食:

土曜日の朝の病院食 土曜日の昼の病院食
土曜日の夜の病院食 食事2日目、いちいち愉しみにしているなり。
そういえば飛行機の機内食というのはあの特殊な環境で食うからいまひとつ美味くない、という説がありましたな。病院食の評判芳しからぬについてもそうなのかなと思っていたのだけれども、中野共立ならそんなこともなく病院食も美味いぞ。すくなくともそのへんの定食チェーンになら、これだけのハンディキャップを抱えつつもちっとも負けていない。

土曜日の昼の病院食のシャケ わざわざ写真を撮ってみた昼御飯のシャケは、皮からぷりっぷりなのね。こんなの中野ピーコックでもブロードウェイ地下でも手に入らないんだけど、どこで仕入れているのだろう中野共立給食部。


今日の虞退院:

それで思い出したが、入院していたのだった。入院すれば、やがて退院することもある。さよならだけが人生さ。ところで先日は病院の受付でお婆さんが看護婦さんをつかまえて「私はお薬を2か月ぶんいただいたのですが、2か月経たつと私は死んじゃうのでしょうか?」と訴えていたのだがお元気だろうか。僕はというと、昨日の食事開始と同時に頂戴した院内処方が5月2日のぶんまであるので、5月3日になると死んじゃうんじゃなくて退院していたりするのかな。たぶん誰もなんにも考えてないな。

こう、なんですね。将来性のまったくない感じでのんべんだらりんと入院しているのもいいかな、なんて思わないでもないのだがそうもいかないのでさきのことを考えてみると、まず退院までの経過としてはたぶん。おそらく。まず朝の採血があって、CRPだの白血球だのの数値をみて「だいたいいんじゃね?」となってから経過観察が始まって、翌日か翌々日かなんかに放免されるというのが内部疾患の場合の通例なんじゃないかと思う。僕の乏しい経験からするとそんな感じ。

そして採血も退院も、病院の営業日に行われる。たぶん。そうすると今日は土曜日だから、次の採血が早くて28日の月曜日ね。29日はお休みだから、そうすると退院は早くて30日の水曜日だね。もし5月2日までに退院していないとすると、その次は連休明けで5月7日の水曜日だね。はっはっは、住んだろか。というか、まだ大向うからは退院の「タ」の字も聞こえてはきていないのだけれども。

2014年4月25日(金曜日): ごはんのしあわせ。
入院患者の一日は、時間との闘いである。とくに僕のような初手から寛解期みたいな患者の場合、暇で暇でしょうがない。

虞膵炎入院5日目の今日は「甘い飴」の間食が解禁されたものだから、活字本でもなんとなく読めるようになってきたのはようございました。昨日までなら栄養不良かなんか知らんが脳味噌がいつも以上にぼーっとしていて、誰が犯人なんだかぜんぜん判んなかったもんなあ。

病状としては、今日もあらかた痛みなし。寝汗はかく。睡眠は90分刻みで目が覚めちゃうけど、別にすることもないし起こされれば起こされたで活動もできるから困らないし、まあいいや。


今日のひさしぶりごはん:

昨木曜日の深夜かな、お茶を汲みにいった食堂で看護婦さんと行き合わせて「調子はどうですか?」と尋ねられて「おかしい、どこも痛くないんですよ」とか言っていたんですが。金曜日の朝は07:00くらいに主治医の先生に起こされて、「じゃあお昼から食事も出しましょうか」ということでガッツ石松ポーズをとる私。経口摂取の食事は日曜以来だぜい。

一週間ぶりの昼御飯 お昼御飯は、全粥、肉じゃが、ブロッコリー、蟹サラダ、ヨーグルトと焙じ茶。非常に愉しい。お粥は相変わらず絶品。肉じゃがは、低脂肪食とてさすがにバラ肉が使えなかったらしくて薄切りロースって嬉しくねぇ、はっはっは。いえ、たいへん美味しくいただきましたのこと。

午後になって看護婦さんに「お昼御飯はどうでした?」って訊かれたので元気よく「美味かったス!」とお返事しておいたのだが、ひょっとすると消化器官の具合いのことを訊かれていた、のかも知れません。知らん。

晩御飯なら一週間ぶり 晩御飯は全粥に梅ペースト添え、たぶん貝柱のチャウダー、山芋の煮つけ、あと野菜果物といった感じ。量がけっこうあるように思えるのは、やはり胃が縮んでいたりするのかなあ。まあいいんだけどさ、いずれ退院したら「少量で1日5食」くらいの生活にしていく心算だし。

それと先生から「飴解禁」の言質を頂戴したので、薬局で喉飴を4袋くらいも買い込んで22:00までにぜんぶ食べちゃいました。はっはっは、だってお腹すくんだもの。明日また買い込んでくるとして、虞膵炎的には無糖製品ということになるのだろうなあ。飴ごときとも思うのだが、いちおう警戒しておきましょうね。


今日のお引っ越し:

お引っ越し先(まだ片づいているほう) 月曜日の入院以来ずうっと豪華個室を占拠してきたのですが、今日から四人部屋に移動になったのはべつに寛解期にあるからとかではなくて、単にベッドが空いたんだろうな。もともと月曜日から大部屋でもよかったような感じだもんね、俺ごときのんびりした患者は。

クローゼットふたつと電動ベッドをごろごろと転がしていくだけのお引っ越しだもので、移動はすぐに完了。ちょっと手間をかけてPCと電源廻りのレイアウトをしてみました。写真ではベッドが壁と平行に置いてあるのだが、これは看護婦さんが暗い中を通りかかる深夜仕様で、昼間のうちはベッドも壁に対して斜め方向に置いてある。そのほうがなにかと便利。

今日まで5本/日だった点滴が明日から2本/日になるようなので、私はいまに輪をかけて暇になるのだ。せっかくPCもネットもあるんだから、なんか悪いことでもしようかなあ。

2014年4月24日(木曜日): 寝てばかりいて寝不足なり。
今日の闘病: 寝床でじっとしてるだけ。

入院4日目、腹は相変わらず矢鱈と減っていて、看護婦さん曰く「だんだん点滴の針が血管を探りづらくなってきた」そうな。個人的には、たぶん脳味噌に栄養がいっていないんだろうなあ、細かい活字をみると目ん玉がストライキを起こして内容がひとつも伝わってこないし、平常時だったら無性にチョコレートが食べたくなるところなんだろうな。とはいうもののまだ夜中になると腹が痛まないわけでもなし、ここはもうしばらく我慢だな。自分にこんなに堪え性がないとは思いま、いや知ってたか。


昨日も一昨日と同じく昼間はあんまりなんともなくて、夜が更けるにしたがってあちこち痛くなってきたりする感じ。水曜日深更というか木曜日早朝も03:30くらいにラリる鎮痛薬を打っていただいて、ラリったまま寝てしまおうと思ったらなんでか眠れない。正確には入院からこっち、おそらくは就眠から60分から90分くらいで目覚めてしまうというのを繰り返している。点滴の量がちょっとすごいのでおしっこが近いというのもあるのかもしれないが、そこはそれ1日に2.5リットルもぶち込んでいたらしょべんも出るわな。どんどん出るわな。睡眠時間はちょっとしたお昼寝も交えて維持している感じなのね。そんなこんなで昨晩も3時間くらいしか眠っていない。基本的には眠るくらいしかすることがないのだけれども、まあしょうがないか。

書架 今日は珍しく午前中に点滴が途切れて、点滴を外しにきた看護婦さんが「では午後までご自由に」とおっしゃったのはひょっとすると「点滴の軛を離れて自由に病院内を散策なさい」くらいの意味だったのかもしれないけれども、つい拡大解釈して東急あおい書店だのブロードウェイ明屋書店だのくんだりまでお散歩に出てしまう私なのだった。ま、バレなきゃいんじゃね? よくありませんか、そうですか。もうしません。

昼飯? 出やしねえよ、消化器官はてっきり休養中です。


今日の暇つぶし:

ユニクロのタグ ユニクロのタグ 昨日は風呂上がりに新品のUNIQLOのパンツに穿き替えてみたら、腰のあたりにある意味の判らないタグが僕の乙女の柔肌のように敏感な贅肉に当たって痛くてしょうがない。しかたがないのでいったん脱いで切り取ってやったら、パンツに穴があいてしまった。なにやってんだよ、UNIQLO。
もう1枚あったUNIQLOのパンツをみてみたらどうやら反省する気配もないもので、こちらのタグも切り取ってやりました。2回目にしてたしょう手技は上達したような気がします。

ライター あと懸案だった「構造のよく判らないライターの改良工事」もやってみました。かちゃかちゃすると火が点いたり点かなかったりしていたものを、ちょいと芯を引っ張りだしてフリントの微調整をしたくらいだけれども、けっこうましになったんじゃないかしら。まあライターがあったからって煙草が喫めるわけでもないのですけれども。


今日のガーデニング:

僕専用ベンチ(ぼっち) 中病院の屋上には「屋上庭園」があって、南半分はたしかにお花畑が丹精されているのだけれども、北半分ではなんでか家庭菜園が丹精されていたりする。いつどなたが丹精なされているのか判らないのだけれど、ふだんはだだっ広いところに誰もいないものだからベンチを独占してのんびりさせていただいている。いまなら気候もいいし、曇り模様でも風がよく抜けるので気持ちいい。

中病院屋上のお花とタンポポ かぼちゃの坊ちゃん

2014年4月23日(水曜日): 腹が減った腹が減った腹が減った。
今日のおなかすいた:

病室部室化計画 ちと整理しておこう。
日曜日の昼間: お腹が痛かった。
日曜日の夜中: 腹痛に辛抱たまらず病院へ。
月曜日の昼間: 病院でけっこう痛かった。
月曜日の夜中: 病院でわりかし痛かった。
火曜日の昼間: だんだん痛みがとれてきた。
火曜日の夜中: ちょいと痛んで深夜に痛み止めを打った。
水曜日の昼間: 痛くはないけど空腹がキツい。←New!
水曜日の夜中: 空腹もキツいが鈍痛があって痛み止めを打った。←very New!

こんなことか。腹痛等に伴って断食して消化器等を休めて点滴で栄養補給というのはここ数年で何度かやっているのだけれども、今回特に断食がきつい。きついというか我慢ならんというか、『マシニスト』のクリスチャン・ベールとか信じらんなーい感じですね。『マシニスト』が判らない向きには『レイジング・ブル』のロバート・デ・ニーロとか、あるいは力石徹さんとかででもあろうか、要するに信じらんなーい。

けっきょく断食まる3日目にして、栄養は点滴もあるしポカリスウェットモドキも飲みまくりなので足りているのだけれどもとにかく腹が減っているものだからかなり怒りっぽい人格ができあがってきて、起きていれば考えるのは食べることばかり。ちょっと眠るとほんとうに食べ物の夢を観るんですね、まだ「バターを塗った食パン」と「焼きたてのビフテキ、付け合わせとかなし」とかぐらいしか観てないけど、いま水曜日の夜中でこれからまた眠るので、夢のなかでは味覚がどうなっているのかよく検証してこようと思うのです。

血圧下降 水曜日深更の腹痛というか鳩尾右あたりの違和感は例によって薬で飛ばしたのはいいとして、明朝には採血がある。採血の結果次第では明日木曜日の昼から食事が出るのだけれども、どうなるかなあ。それよりも、明日が木曜日ということは明日の採血で結果が出ない場合にはそのままずるずると月曜日まで5日間連続で断食続行という危険性があることのほうが問題だよなあ。

そうなったら脱走しないでいられる自信が、ない。


今日の中病院: ひまつぶし篇。

屋上私物化計画 腹痛は喉元を過ぎているものだからあとはのんびりと、点滴スタンドを抱えてうろうろしたり病室でごろごろしていたり。テレビ番組はあいかわらずあまり観ていないが、暇を殺す必要があってテレ東午後ロー『ファイナル・デッドコースター』とかどうせつまんねえだろうなあと思いながら眺めてみたらけっこうな拾い物でしたな。なんだこのピタゴラ殺人、やはりアタマのよくない環境で真剣に作られた映画は面白い。

院内完全禁煙なのはキツいが、健康にはいい、のかなあ。そんなことでさらに暇なので、軽い運動がてら屋上庭園とやらに出てみて、景色を眺めたりもしている。ここ数日なら天気もいいし気候もおだやかだし、庭園を謳いつつも育てているのが茄子だの南瓜だのだったりするものでそれ菜園やとか言いながら眺めている。

栄養不良で脳に血が巡っていない、いつもより巡っていないものだから本が読みづらい。というか漢字だらけでますます読めない。いちおう福岡伸一『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)は読み進めていて、あいだにiPhoneで2 chとかニュースサイトとかのくだらないところをチェックしている感じ。


そういえば今朝はお風呂もつかわせていただいた。

もう1年近くもまえから髪の毛はお湯で丸洗いにしていてシャンプー無縁だったのだが、ここ3か月くらいかな、膵炎食みたようなものを始めて脂質を極端に落としてから、なんかフケがけっこう出るようになっちまって。それでも毎日洗っていれば気にもならないのだが、入院生活となるとそうもいかないし、だいたいいつ出られるのかさっぱり判らん。しょうがないので、きょうは病院備えつけのシャンプーをお借りしてがっしがし洗ってきましたとさ。

よくみると、1年前なら皆無だった白髪がそこここに散見される。やはり老いたか。

2014年4月20日から22日(日月火曜日): 病院大好き! みたいな。
今日の腹痛:

なんだかんだで土曜日からなんとなく腹は痛かったわけなのだけれど、日曜日になってみたら朝から痛いんだなこれが。さてどうしよう。

決して舐めてかかったわけではなくて、なにしろ日曜日のこととてたいがいは休日担当外来か救命外来になっちまう、それは避けたい。というかそこまでするほどの痛みじゃないよ。
そんなことで順当に、

  1. 病院医院が通常業務を始める月曜日まではなんとか我慢して保たせる。
  2. 月曜日になったら朝からお医者さんを捜して行ってみる。その場合の当てとして、
    1. 中野のいつもの中病院、
    2. 中野の揉み療治のかない堂、
    3. 悪鬼羅お薦めの池袋とか渋谷とかの新病院、
    4. いっそお医者が見つからなかったら湯治にでも行ってみる、
    といったあたり。
  3. 日曜日中に我慢できなくなったらスルカイン(鎮痛薬)、それでも駄目ならロキソニン(同)服用。
といった方針を立ててのんびり構えていたら、日曜日の夜というか月曜日の01:00あたりになってから痛みが目茶苦茶激しくなってきて、さらにスルカインが効かない! ロキソニンもぜんぜん効かない! という大非常事態が出来! どうする俺、どうなる俺! どうでもいいけど辛抱たまらん!

今日の中病院:

というわけで、月曜日の03:30から中野中病院の夜間外来に這いずりこむ私。こういう馬鹿がいるから日本の救急医療がたいへんなことに、という話はしょうがない、頼むから措いといてくれ。それでけっきょくまた急性膵炎ではあろうということになって、入院しますか? 「いや、入院はちょっと」、じゃあ毎日通って点滴すんの? って話で、けっきょく入院決定。とりあえず点滴に痛み止めは混ぜていただいて、自分でできるっつってんのに看護婦さんが入れてくれるあっーな座薬もあって、日が昇るくらいには病室でごろんごろんとしておりましたとさ。

検査はこの時点では採血と触診打診、単純レントゲンの胸部腹部それぞれ表裏と、単純CT。 アミラーゼは前回と変わらないくらいなんだけど白血球がちょっとすごいことになっていて、いろいろ考えるとここ半年のうちでは劇症の部類に入る、らしい。ふむ。


今日の日常:

病室では寝たり起きたり痛かったり痛くなかったりという感じで、絶食点滴でまずは消化器系を休めるという方針が、腹が減るので辛い。辛いものが食べられないのも辛い。くだらないこと言ってないで。しかたがないので寝たり転がったりごろごろしたりしているのです。

火曜日にちょっと無理を言って、午前中に2時間だけ外出させてもらって、自宅から荷物をいくつかとってきました。そうさの、

  • ノートパソコン
  • Wi-Fi接続セット
  • クロックス
  • 洗顔セット
  • 下着いろいろ
  • 書籍いろいろ
  • DVDいろいろ
  • 文房具その他
といったところ。
それで火曜日の夜は痛かったり寝られなかったりうとうとしたりしているうちに30:00になってしまいましたとさ。ひらたく言うと水曜日の朝だが、今朝は採血がなかったということはやはり食事も出ない、2日連続の外出許可もなかろう、すなわち暇でしょうがないので定刻に寝たり起きたりする必要もないのだった。

しょうがないのでのんびりするさ、今回はちゃんと良くなるまで帰ってやんない、と看護婦さんに言ってみたらなんかウケていたような。

2014年4月19日(土曜日): オシツオサレツ。
ライブ演ります:

The Zircons at Crocodile Shibuya 2014年5月17日(土曜日)19:00~
at 渋谷クロコダイル


The Zircons
pigeons
OッKブラザース
Western Movie Theme Special

今日のお仕事: というのか。

カウガールズ・グラマラス 午後はこんなものを作っていました。


今日のお散歩:

お花 お花 お花

ようく見ると、ツツジの写真に誰かが写り込んでいる。
はっはっは、気づかんじゃったわ。


今日のサヨナラ大作戦:

牛清閉店 ふと気づくと俺は半年近くも臥せっていたのだなあと思いつつひさしぶりに西武新宿線中井駅前に行ってみたら、焼肉牛清さんが閉店なされっておられるようだ。焼肉屋さんにしては珍しくというと滅茶苦茶を言うようだが焼肉屋さんにしては珍しく肉の美味しいお店で、僕は高校生時分から数えたら900円のカルビランチを300食くらいはいただいている筈だ。こんなことなら憧れだった1,200円の上カルビランチもいただいておくのだったのだが、そこは言うても詮ないことですね。

ご都合もあるだろうこととてあまり言い立てたくもないのだが、やはり寂しいなあ。閉店宣言文がちょっとタイムワープを出来しているもので、ひょっとして店を閉じるのは来年3月なのかなあ、なんてちょっと思ってみたり。ないない。


今日のお食事:

白菜鍋 繰り返しになるがいちおう書いておくと、僕は虞膵炎で糖質と脂質と繊維質の摂取を禁じられておる。ひらたく言うと御飯と肉と野菜は食っちゃだめ! なわけで、はっはっは、食えるもんがねえぜよ。

そんなレギュレーションを遵守していた日にゃ干上がってしまうので、とりあえず糖分(「糖質」とは違うことに注意)と脂質はなんとなく遠慮することにして、野菜ばっかり食べていたりなんかして。まあいいでしょう、しょうがないよ。

そんなわけで今日も今日とて出汁汁に白菜、ベーコンを放り込んだところに塩胡椒という簡単な御飯をいただく。こんなものでもとりあえず生きていける幸せ。


そういえば身体がどこも痛くないとか言って喜んでいたのは昨日あたりの話なんだけど、今日になったら朝から正中線のへんが痛くて妊娠でもしたかなと思っていたら、夕刻あたりからまたしても両肩が痛み始めたのでメガ運動開始したらちょっとはマシかなあ。生活体位もすこし考え直すことにして、できれば痛み止め(ロキソニンとかスルカインとか)には頼らないようにしたいのです。

ちょっと頑張ってみるわ。

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