先日の血液検査の結果ではアミラーゼのほうはどうということもなくてγ-GTPもどうということはないのだが、驚くなかれLDLコレステロールが160 mg/dlの高値なんだって。いや、僕のほぼ爺さんみたいな食生活で高脂血症くらうとは思っておりませんでしたので、不意を衝かれた気持ちでいっぱいです。
γ-GTPの「どうということはない」の具体的な数値を聞き漏らしたのだけれど、いちいち教えてくれないくらいなんだからごく普通だったのでしょう。いちおう酒を抜いて3週間かそこらにはなるので、それくらいの成績は挙げてくれないと面白くない、かもしれません。まてよ、脂肪肝の脂肪が血中に溶け出したという可能性も、ってないない。
自覚症状のほうは、とくに腹痛もないのだがあまり油断せんと、という感じでしょうか。それより両腕の点滴跡地がかゆいぞという問題が発生してですね、ってどうでもいいか。
今日も病院:
入院5日目、ようよう今日のお昼から「昼食が出ますよ」というので、まあ満漢全席もうどんすきも期待するわけではなく、ある程度の覚悟はしていてもとりあえず嬉しい。メニューはね、重湯とスキムミルクとすまし汁のグランドリキッドメニューでした。今日になって「手許の食器は用意してください」って言われたって箸もお匙も用意できるわけないじゃんと思ったら、そんなもん必要ありませんのでした。
晩御飯は重湯とプレーンな味噌汁と葛湯とヨーグルトで、葛湯のぶんだけとろみは増しましたね。メニュー書きによるとヨーグルトには「はちみつ」がついている筈だったものが見当たらないので、いちいち言い立てるのもなんだなと思いつつ「はちみつが見当たりませんでした」というメモは配膳トレーに置いておきました。
ところでその「膵臓食」とやらのメニュー書きは日曜日始まりの一週間分で、僕のぶんには本日のお昼ご飯から土曜日の晩御飯までがきっちりと記入されている。ちなみに明日の昼から三分粥で明後日の昼から五分粥になる。消化器系疾患ならこれが重湯から始まって全粥になったあたりで退院という流れなのかな。ってか俺って土曜日までここにいるのだろうか。いやまあこのさいどっちでもいいけど。
今日も脱走: 嘘ですけど。
お天気はさしてよろしくもなかったのだけれど、夕刻の暴風になるまえにちょいと自宅まで往復して、DVDデッキだのお箸だのを回収してきました。写真左がDVDデッキで、右がパソコンね。これでようやく持参の映画も観られようというものだが、ほんとうに用意したかったのは「いつでも観られる」という自由のほうだったりなんかして。
こうして病室の一隅は徐々に部室化していくのでした。
消臭力を買わずに済むまえに退院できるといいなあ。