
というわけで満を持して(←嘘)新宿中村屋『ポンカレーバイキングの会』に参加、みんなして90分の時限ぎりぎりを食い倒す。でもやっぱり前歯がちょっと心配なので、「肉の切片の浮いたチキンカレー」とか「豆カレー」とかを、ナンではなくてご飯でいただく。ラッキョウはよけて、薬味はやっぱりガラムマサラとかそんなん。うーむ、まあ仕方あるまい。充分に美味しかったし、お腹いっぱいでちょっと胸焼け気味。ごちそうさまでした。
あと、野暮用で外苑前の聖徳記念絵画館に行ってみたりなんかして。銀杏並木はまだまだ青いが、お天気がいいので気持ちがよろしい。

ちょっと列を離れてお手洗いに行って、戻りがけのNHKホール前に「入場券を譲ってください」という紙を持った娘さんが2人ほど立っている。今回は西川オタクの皆さんのほうで引換ハガキ(1枚で2名さままでご案内)が海のように余っていたのを知っていたので、ちょいと声をかけてみた。
り:君たち、2人で1枚あればいいの?脅してどーする(笑)。まあ黒ずくめにサングラスで、本職のダフ屋さんが俺を見てギクリとするくらいのもんだから、しょうがあるまい。それで「とりあえず待ってなさい」と言い置いたときに娘さんが「あ!」とか言っていたのは、ジージャンの胸に着けていた西川ピンバッヂにでも気づいたのだろうなあ。
娘:え? はい。
り:ふうん、なんとかなるかも。ちょっと待ってな。
娘:はい‥‥あの、でも、お金ありません。
り:ふうん、やっぱりそう見える?(ニタリ)
さて僕がまたチケットを持っていくのもかわいそうなので(僕もNHKの人に捕獲されかねないので)、西オタのお姉さんにお願いして届けてもらいました。娘さんたち、どうやらT.M.Revolutionのメンバーだったらしいね(僕は気づかなかったのだが、DEFRÖCKブランドを着ていたらしいの)、今日もよいことをしました。

後半はいつものヌルい展開で、まあ前半でお腹いっぱいだったから構わない。ひっかかるとするとあいつだけだな、相変わらずの口パクであることを恬として恥じずに堂々と演じ、それだけならばまだいいが、今日の新曲(だと思う)はボーカルアレンジからして口パクでないと演奏不能というとんでもない代物でしてな。客をバカにするのもいい加減にしろい。

いや、仮にデニーズに寄ったとしてもビールとオニオングラタンスープとコーンポタージュとビシソワーズとかいう『ドラゴンへの道』状態になっていたに違いないし、それじゃあねえ。
東中野ライフで、例によってものごっつう軟らかいものばかりを買い込んで帰宅。録画しておいた『ウルトラマン』でも観るか。

日本で海軍本来の役目たる「敵の輸送路遮断」を前面に出してきた海軍映画って、不勉強なので間違っていたら申し訳ないのだが、とても珍しいと思う。
詳説しておくと、空軍と陸軍は敵を攻撃しておればいいのだけれども、『快傑ズバット』じゃねえんだから海軍艇が敵艇と真っ向勝負で喧嘩する意味なんか、ないんだよ。海は広いんだから、敵戦闘艇とはてきとうに距離をおいて飛行機なりで沈めちゃえばいいんだし、あとは「敵軍艦と会わないように」しておればよろしい。それで民間なり軍事なりの輸送船を見つけて沈めちゃえば、メシとか燃料とか人員とかの補給路を断たれた敵軍は自滅します。海戦とか敵前大回頭とかバカじゃねえのか、バックで帰っちゃえば敵艇は手も足も出ません(当時の船がバックできたのかどうかは知らんが、他にも手だてはあるよな)。
戦争映画ファンとして観ると、けっこうつまんねえけどな。潜水艦の中なんてどうしたって静かになるものだろうし、役者の顔も甘くて緊張感に欠けるし、つまりリアリティに欠ける。どうせフジテレビだし、まあいいか。
こないだ『原子力潜水艦浮上せず』をテレビ東京午後ローが「クリストファー・リーブ特集」のイチとして放映していたのには笑ったが、あれはいい映画だったとは思う。やっぱり意味なく乗組員が「天井を見る」というのが、潜水艦映画の基本でしょう(人が滅多に天井を見ないことは、千葉真一が既に証明している)。
そういえば傑作『ペチコート大作戦』なんてのもあったが、再見できる可能性はあるのだろうか。