fc2ブログ
徒然草むしり
嘘を! もっと嘘を!


2010年12月23日(木曜日)、マナティ!
体調もだいたい回復したこととて、今日は中野ゼロまでゴスペルのMightyを眺めにいってきました。近所のこととてとことこ歩いていったんだけど、とくに疲れちゃったりすることもなく。昨日はほんとに病み上がりだったんだなあ、とつくづく思ったことでした。

上高田のお不動さんでお水をちょいと飲んで、三丁目の「たきびの歌発祥の地」を眺めて、新井薬師門前まできたらスーパー丸正が溶けていて薬屋さんになっちゃっていたのには驚きました。困るんだけどな、そんなことじゃ。早稲田通りの煙草屋さんでゴロワーズを入手して、サンロードを流してから早めに中野ゼロに到着して受付で当日券をゲット。それから島忠に廻ってなんでか煉瓦の市場調査などして、中野図書館で古地図など眺めているうちに開場のお時間になる。

受付でちょっと驚いたのがレイアウトで、お客さんを一列に並べているのが当日券も当日預かりも前売券もごっちゃなのね。受付嬢は3人いたしあっちに長テーブルがひとつ余っていたから、俺にやらせてくれれば入場時間は半分にできるんだけど、なんてことは言わずに。中身はともかく、外身は「宮地ゴスペル教室の発表会」だもんな、いちいちうるさいぞ俺。

Manatee 客席では上手の最前列に陣取って、のんびりと文庫本など読みながら開演を待つ。だいたい定刻に始まって緞帳が上がりきったあたりで、上手側のピアノのあたりからなにやら直径1 cmくらいの「光る丸いもの」が飛んで、床をころころと転がっていったのを見て「ジルコンズかよ」とか小さく笑う。マサヨが拾って「なんだこれ」って周囲と相談していましたが、たぶんピアノの先生のものなんじゃないかな。

歌は音圧があって気持ちいい。やっぱりコーラスはホールだよな、コンデンサマイクはたくさん立っていたけどたぶん録音用だと思う。たぶん年末恒例は5年連続くらいで観にきていると思うけど、PAの出来も出色だったものと思うのだな。

なにやらお子さまがけっこういらしていて、ひとり最前列の僕の前にとことこと来た未就学児風味が、ちょうどそこにあった舞台用の階段を上っていこうとするので「それ行け」って焚きつけてみたのだけれども、残念ながら保護者のかたに阻止されてしまいましたとさ。

今年の総立ちタイムはなんでか先生の仕切りで、そういえば入場口のところで普段着のノッチを見かけたのを思い出しましたとさ。それで『Happy Xmas』を客席でハモることになって、先生が客席をふたつに割って、「こっち(下手側)が下パート、上手側が上パート」って言ったときにMighty面子が客席をみたら上手最前列に俺がいたもんで、「りびけん、上でやんの」っつって笑っていたらしい。なんだよ、上のCくらい出るつーの、あはははは。なんならオクターブ下げてやろうか。

イサキ定食 その『Happy Xmas』のサビのところで隣席の小学生女子風味がきょとんとしていたので、脇で親切面して歌ってあげました。
 おーりーぞーばー、
 いーふーおーにー、
 どーりーぞーばー、
 なー。
2回で覚えましたな、たいしたもんだ。

編成はジェンダーのバランスがかなり偏っていて、たぶんF38:M5とかだったのではないか(挿入されたクレオファス牧師はデブ夫へのオマージュででもあったのだろうか(嘘))。ラストあたりで「初心者組」という、どうやら「講習会組」の皆さんも参加されて楽しかったのだが、ここでいきなり男声の聞こえがよくなったものでみたら、下手にその初心者組らしきお兄ちゃんが現れていた。いいバリトンだったと思いますよ。ついでに同じく初心者組のソプラノで、上手にやたらと目立つというか光ってるお姉ちゃんがおりましたな。おっさん根性は抜きにして(そんなものはもう枯れた)、ああいう若い人を眺めるのは楽しい(ほんとに枯れとるな儂)。ねーさんがミニスカで対抗するのもむべなるかな。

これはごく個人的な意見として、『Oh Happy Day』も『Joyful, Joyful』も演奏されなかったのはよかったと思う。曲としては好きではあるのだけれども(例の映画だって大好きだよ俺は)、たとえば「ジャズのコンサートを聴きにいったら『枯葉』と『イパネマの娘』と『酒と薔薇の日々』をやってくれました」って、誰が喜ぶねんそんなもん、とはときどき思うの。お客さんの好きそうなものではなくて、自分たちの歌いたいもの。それが定番曲であっても構わないけれど、だからつうて毎年歌いたくなるのも不自然だなとはかねがね思ってはいたの。いやごめんなさい。

終演後、北口の西友に廻って、内祝としてですね、半額になっていたイサキなど買い込んで帰宅。塩焼きにして晩御飯とする。

関連記事
スポンサーサイト





コメント
この記事へのコメント
ご来場感謝
Happy Xmasでは2オクターブ下あたりを挑戦的に歌っているのだろうと邪推しておりました。
「りびさん、元気なさそうだったね」と某メンバーに言われて、「そう?」と応えたが、病み上がりじゃあ仕方ないね。私は「入院中」の君と飲んだ経験もあるので、そんなに調子悪そうには見えなかったのだが(笑)
2010/12/24(金) 11:51:36 | URL | AKI #-[ 編集]
それがさ。
以前にアンジェラ・アキの武道館公演のときにシングアウトをオクターブ下で歌っていたら、後のテレビ放映のときにそれが聴こえたのよ。「ああ、この音域って意外と通っちゃうんだ」と思って、以来低音は自粛しているのでした。

バイタルのほうは、個人的には元気なつもりなのだが、まあ上り調子の坂の途中ということにしておきましょうか。ってか自分のライブと同じテンションだったら不気味だけどね(笑)。

そんでけっきょく「飛んだもの」はなんだったのかしら?
2010/12/24(金) 20:28:17 | URL | りびけん #GAkJEmLM[ 編集]
ありがとうございました
私もHappy X'masで「りびさんが上のパートなんて」とステージ上で笑ってました。演者からパートの振り分けで注目される観客ってのも珍しいですね(笑)
2010/12/25(土) 23:54:40 | URL | マサヨ #-[ 編集]
たしかに珍しい。
でもZirconsの『水戸黄門』は僕のリードで、最高音はHigh-Eだったりするのでした。やればできる(んじゃないかな)。
2010/12/26(日) 07:24:18 | URL | りびけん #GAkJEmLM[ 編集]
コメントを投稿する
URL:
Comment:
Pass:
 
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
footcopy